心の居場所
BGM
絵本
脚本家
ととろ
投稿日時
2014-10-13 11:16:03

脚本家コメント
久々のドラマーシアター投稿
今回は可奈志保を書いてみました
もしよかったら観ていってください!

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北沢志保
私は765プロのアイドル。
北沢志保
アイドルになったからには本気で頂点を目指すつもりだ
北沢志保
誰かに頼ることもなく、ただ自分の手で成功を掴んでいく そう決めていた
北沢志保
「お疲れ様でした 失礼します」
北沢志保
帰るときも一人で帰る 別に寂しくも悲しくもない
北沢志保
そんな私と同じ時期にアイドルになった子がいる
矢吹可奈
矢吹可奈
北沢志保
ダンスも上手くない スタイルもよくない 歌に関してはまるで初心者のよう
北沢志保
はっきりいって全くもってアイドルに向くタイプではない
北沢志保
私はそう思い、あまり彼女と深く関わろうとはしなかった
北沢志保
――――――――
北沢志保
ある日、私のオーディション落選の通知が来た
北沢志保
はっきりいって物凄く悔しかった
北沢志保
今まで以上にこだわって練習して、自分の出しきれるすべてを出したつもりだった
北沢志保
それでも認められなかったということはやはり悔しかった
矢吹可奈
…………ヒグッ……ヒグッ
北沢志保
私の横でなぜか矢吹可奈が泣いていた
北沢志保
「どうして泣いているの?」
矢吹可奈
「だって…志保ちゃんあんなに頑張ってたのに…」
北沢志保
「……。」
北沢志保
「私の力が及ばなかっただけ。 それなのにあなたが泣く必要ないじゃない」
矢吹可奈
「……私も同じくらい悔しいよ……だって……志保ちゃんは………」
矢吹可奈
――――私の大切な友達だから――――
北沢志保
「………。」
北沢志保
「………ありがとう」
北沢志保
あなたと友達になった覚えはない そんなことを言うつもりだった
北沢志保
それなのに私は彼女に友達といわれて嫌な気持ちにはならなかった
北沢志保
全くアイドルに向いていない彼女がアイドルになれた素質はこういうところにあるのかもしれない
北沢志保
―――――
北沢志保
「お疲れ様でした 失礼します」
北沢志保
今日も私はいつものように帰る
矢吹可奈
「お疲れ様でした~♪」
北沢志保
でも、今日は一人ではない
矢吹可奈
志保ちゃん♪ 一緒に帰ろう!
北沢志保
誰の助けも借りず、一人でやっていくつもりだったアイドル
北沢志保
でもこの子となら一緒に頑張っていきたい そう思える仲間がいるのも案外悪くないのかもしれない
矢吹可奈
~~~♪

(台詞数: 37)