北沢志保
はぁ、今日も疲れたな…。
矢吹可奈
でもたのしかったよ!おねえちゃん、あいどるってすごいんだねー!
北沢志保
何がすごいのかわからないけど、普通にしていたら体験できないことだらけではあるわね。
矢吹可奈
わたしもいつかおねえちゃんみたいなあいどるになりたいな…。
北沢志保
…あなたならなれるわよ、きっと。素敵なアイドルに。
矢吹可奈
そうかな?でもおねえちゃんがそういってくれると、すっごくうれしい…えへへっ♪
北沢志保
……さてと、今日は疲れたからもう寝ようかな。
矢吹可奈
えーっ、もうねちゃうのー!?
北沢志保
言っておくけど、夜更かしは禁止。あなたも早く寝なさい。
矢吹可奈
………………。
北沢志保
そ、そんな潤んだ目で見つめてきても駄目だから…。
矢吹可奈
………………。
北沢志保
上目遣いしても駄目、子どもはもう寝る時間…。
矢吹可奈
………………うるうる。
北沢志保
……わかった、もう少しだけ付き合ってあげるから。
矢吹可奈
わーいっ♪おねえちゃんだいすきー!
北沢志保
(とはいえ疲れてるのは事実だし、何か時間潰しにちょうどいいものは……)
北沢志保
…あった。これとかどう?
矢吹可奈
それって、えほん?おねえちゃんがよんでくれるの!?
北沢志保
ええ。ただし、読んであげるのはこれ一冊だけだけど。
矢吹可奈
うん、わかった!はやくよんでよんで~♪
北沢志保
焦らないの。まずはベッドの中に入って、それから読んであげるから。
矢吹可奈
……よいしょ。じゅんびおっけー、いつでもいいよ!
北沢志保
(…作戦通りね。あとは読み聞かせてるうちに私が寝ちゃわないようにしないと)
北沢志保
『とある粉ひき小屋のおとうさんが、ある日しんでしまいました。3人のむすこたちはそれぞれ…』
北沢志保
『粉ひき小屋、ロバ、猫をあたえられました。末っ子の三男坊には猫があたえられ…………』
(台詞数: 26)