音無小鳥
おかえりなさい、二人とも。……あら?
矢吹可奈
すぅ…すぅ…。
音無小鳥
あらあら、可奈ちゃんったら寝ちゃったのね。それで志保ちゃんがおんぶしてるの?
北沢志保
散々走り回って歌ってましたからね。さすがに疲れたみたいです。
北沢志保
…その、あんまり見ないでもらえますか?私は可奈が眠そうにしてたからおぶってあげてるだけで…
音無小鳥
ふふっ、恥ずかしがらなくてもいいのに。今の志保ちゃんと可奈ちゃん、本当の姉妹みたいね。
北沢志保
そう言われても、反応に困るんですが…。
矢吹可奈
うぅん…おねえちゃん~……。
音無小鳥
ほら、志保ちゃん呼ばれてるわよ?
北沢志保
からかうのはやめてください……よいしょ、っと。
音無小鳥
あら、可奈ちゃんもう下ろしちゃうの?写真撮ろうと思ってたのに~。
北沢志保
冗談じゃないです。それに、そろそろ腕も限界なんで。体まで小さくなったわけじゃないですし。
矢吹可奈
むにゃむにゃ……。
北沢志保
(よだれが垂れそうね。もう、しょうがないなぁ…)
音無小鳥
(…ふふっ、志保ちゃんも本当のお姉さんみたい。なんだかんだ言ってまんざらでもないみたいね)
北沢志保
……なんですか?
音無小鳥
いいえ。……ああ、そうそう。今夜の可奈ちゃんの寝床なんだけど…。
北沢志保
…?可奈の家に送ればいいんじゃないですか?
音無小鳥
それがね…どうやら可奈ちゃんはご両親のことも忘れちゃってるみたいなの。
音無小鳥
急に合わせたら混乱させちゃうかもしれないし。だから志保ちゃん、今夜は泊めてあげてね?
北沢志保
……………はっ?
音無小鳥
大丈夫よ、可奈ちゃんのご両親には話を通してあるから。何も心配しなくていいわ。
北沢志保
いやいやいや、そういうことではなく!なんでまた私なんですか!?
音無小鳥
志保ちゃんが一番懐かれてるみたいだからよ。可奈ちゃんも安心できるんじゃないかしら?
北沢志保
そんな勝手に…!
矢吹可奈
う…ん…?あれ、ここどこー…?
音無小鳥
あら、おはよう可奈ちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いい?
矢吹可奈
うん、いいよー。みどりのおねーさん。
音無小鳥
今夜は志保お姉ちゃんの家でお泊まりすることになったの。可奈ちゃんはそれでもいいかしら?
北沢志保
ちょっ、小鳥さん…っ!?
矢吹可奈
おとまりっ!?うん、いいよ!わーい、しほおねえちゃんとおとまりだー♪
音無小鳥
……決まりみたいね。それじゃ志保ちゃん、可奈ちゃんのことはよろしくね♪
北沢志保
~~~っ!!
(台詞数: 33)