矢吹可奈
失礼しまーす!
横山奈緒
お、可奈やないか!おはよう!
北沢志保
おはよう。可奈も自主トレしに来たの?
矢吹可奈
うん!それで、二人にお願いがあって…
北沢志保
お願い?私たちに?
矢吹可奈
うん!実は…一緒にボイスレッスンして欲しいの!
横山奈緒
別にええけど、急にそんなかしこまってどうしたん?
矢吹可奈
それは、かくかくしかじかというわけで…
北沢志保
なるほど、プロデューサーに…
横山奈緒
うう、なんてええ話なんや…。可奈!ウチらも全力で協力させてもらうで!
矢吹可奈
本当!?ありがとう!えへ、実はもう歌う曲も決まってるんだ!
横山奈緒
ホンマか!可奈にしてはえらい準備万端やな!
北沢志保
じゃあ、とりあえず一回通して歌ってもらえるかしら。
矢吹可奈
うん、分かった!じゃあ…いきます!
矢吹可奈
(ボイスドラマの下のやつ)
矢吹可奈
えへへ…どうかな?
横山奈緒
こ、これは…
北沢志保
…とりあえず、このままの歌をプロデューサーに聴かせるのは心配ね。
矢吹可奈
そんなぁ!明日には上手く歌える様にならないといけないのに…
横山奈緒
まあまあ落ち着いて、な?ウチらも可奈がちゃんと出来る様サポートするから!
北沢志保
とはいえ、私たちだけじゃ教えられる量にも限界があるわ。
北沢志保
そうね…この状態からなら、出来てワンコーラス、って所かしら。
矢吹可奈
ワンコーラス…うん!それだけあれば十分だよ!
北沢志保
分かったわ。じゃあ早速始めましょう。
横山奈緒
…しっかし、志保もずいぶん乗り気やなー。昔からは考えられへんわ。昔やったら…
北沢志保
『レッスンを手伝え?…そのくらい自分でなんとかしなさいよ』
横山奈緒
みたいな感じで冷たーくあしらっとったはずやからな。
北沢志保
む、昔のことは関係ないでしょう!
矢吹可奈
でも志保ちゃん、前より本当に優しくなったよねー。
北沢志保
可奈まで…そんなに私が変わったのが変なの?
矢吹可奈
ううん、私、今の志保ちゃんすっごく好きだよ!確かに前はちょっとこわかったけど…
矢吹可奈
でも、今はこんなに優しいんだもん!まるでお姉ちゃんが出来たみたい!
横山奈緒
…可奈、志保は可奈と同じ14歳なんやけど。
矢吹可奈
あっ!あの、その、私よりずっと大人びてるからつい…あれ?何の話してたんだっけ?
北沢志保
…ふふっ。
矢吹可奈
ど、どうしたの志保ちゃん!私なんか変なこと言った!?
北沢志保
何でもないわ。それより、歌の練習するんでしょう?
矢吹可奈
わわっ、そうだよ!早くしないと間に合わないよー!急いで準備しないと!
横山奈緒
そうやった!ウチも完全に忘れとったわ!
北沢志保
(…私がこんなに優しくなれたのも、あなたみたいな人がいたからなのかもね。)
北沢志保
…ありがとう。
矢吹可奈
えっ、何か言った?
北沢志保
何でもないわ。さあ、私も手伝うから、早く始めましょう。
(台詞数: 43)