ジュリア
(コンコン)歩、そろそろいいか?
舞浜歩
ちょ…ちょっと待ってよ〜。
ジュリア
まだかよ?さっきからスタッフが待ってるんだぜ。
永吉昴
なぁ、もう構わず入っちまおうぜ。
ジュリア
だな。入るぞ。(ガチャ)
舞浜歩
わ〜!まだダメだってば〜!
永吉昴
何だ、もう着替え終わってるじゃんか。
ジュリア
着替え終わってるならさっさと出てこいよ。
舞浜歩
だってさ…こんな衣装だよ?
永吉昴
おう、なかなか似合ってるぜ。
ジュリア
まさに馬子にも衣装だな。
舞浜歩
え、そうかな?えへへ♪
永吉昴
こいつ、さっきまで恥ずかしがってたのに今度は照れてやがるぜ。このこのぉ!
ジュリア
えーと…褒め言葉じゃないんだがな。ま、いいか。
ジュリア
ほれ、準備出来てるならさっさと行けよ。スタッフが待ちくたびれてるぞ。
舞浜歩
うっ…や、やっぱり恥ずかしいよ、これ…
ジュリア
その衣装、プロデューサーが選んだんだろ?
舞浜歩
…うん。アタシのバースデーライブの為にいろいろ探し回って選んだって言ってた。
永吉昴
だったら恥ずかしがらずに着てろよな。
舞浜歩
うぅ…だってさ、胸元もこんなに開いてるし…谷間見えてるし…
ジュリア
さすが86、見事な谷間だな。(ペタペタ)
永吉昴
オレ達なんて寄せて上げてやっと谷間が出来るんだからなぁ…羨ましいぜ。(ペタペタ)
ジュリア
つか、お前は普段の衣装だって谷間見せてるだろ?何を今更恥ずかしがってるんだよ。
舞浜歩
そりゃそうだけど…でもこんなヒラヒラしたドレスなんて慣れてないしアタシには似合わないよ…
永吉昴
似合ってるって!それにオレだって前にドレス着たんだぜ?歩も大丈夫だってば!
ジュリア
ドレスならあたしも着たぜ。アイドルなんだからどんな衣装でも着ないとな。
舞浜歩
うぅ、まさかこの2人に言われるとは…
ジュリア
それにプロデューサーだってドレス姿の歩を見たいだろうしさ。
舞浜歩
そ、そうかな?
永吉昴
じゃなきゃドレスなんて選ばないって。
舞浜歩
確かにバースデーライブが終わったら話があるからそのままの格好で来て欲しいって言われたけど…
ジュリア
ん?
永吉昴
今、何か言ったか?
舞浜歩
な、何でもない。そうだよな、アイドルなんだからどんな衣装も着こなさないとな。
ジュリア
そうそう、その意気だぜ。
永吉昴
その気になったんなら早く行けよ。スタッフさんが待ちくたびれてるぞ。
舞浜歩
うん、分かったよ。
ジュリア
今日はあたしらもバックダンサーで盛り上げてやるからな。
永吉昴
一生、忘れられないバースデーライブにしてやるよ。
舞浜歩
おう、2人とも頼むよ。じゃあ行って来るよ。(ガチャリ)
舞浜歩
(バタン)
舞浜歩
(バタン)(ビリビリビリィィー!)
ジュリア
ん、何だ今の音は?
永吉昴
何か破れたような…
永吉昴
何か破れたような…ってドアに何か挟まってる?これってまさか…
ジュリア
布切れ…いやドレスの生地だな。考えたくないがやはり…
舞浜歩
マイガー!ドレスが破れちゃったよー!ど、ど、どうしようーー‼︎
永吉昴
あ、やっぱり。さすが歩、こんな日にも期待を裏切らないとはな…
ジュリア
さすがはポンコツマイハマンだ。違う意味で一生忘れられない誕生日にしやがったよ…
舞浜歩
うわ〜ん、プロデューサーが選んでくれたドレスがーー‼︎
(台詞数: 50)