舞浜歩
アイツはさ…
舞浜歩
この海の先にいたんだ。
舞浜歩
この空の果てで待ってるんだ。
舞浜歩
プロデューサー!
舞浜歩
あのさ…これからする話はアタシのひとり言だと思って聞いて欲しい…
舞浜歩
これはアタシがアメリカにいっていた頃の話。
舞浜歩
その時だって、今の真とアタシのような関係のライバルがちゃんといたんだ。
舞浜歩
アイツのダンスはそりゃあすごかったよ。
舞浜歩
見た目はそうだな…
舞浜歩
プロデューサーを西洋人風にした感じかな～!
舞浜歩
それがさ、案外性格も結構似ててさ。
舞浜歩
まぁ、とにかくイイ奴だったよ。
舞浜歩
向こうでは毎日のようにお互いのダンスを見せあったな。
舞浜歩
それこそ他の連中に呆れられるくらいにさ。
舞浜歩
留学して暫くたったある日、ダンス留学先の高校でダンスコンペティションがあったんだよ。
舞浜歩
アタシもアイツも勿論出たよ!
舞浜歩
蓋を開けて見ればアイツの為の大会みたいなとこがあったんだけどな。
舞浜歩
それでもアタシは負けじと喰らいついた!!
舞浜歩
最後に残ったのは結局アタシとアイツだった。
舞浜歩
アタシはアタシができる精一杯のパフォーマンスをやりきったよ。
舞浜歩
まぁ…結果はアイツの勝ちだったんだけどな…
舞浜歩
でも、アイツはアタシに笑顔で言ってくれたんだ。
舞浜歩
今日のステージ、一番輝いていたのはキミだったって…
舞浜歩
あの時は、嬉しかったな!!
舞浜歩
アタシにはもうダンス(これ)しかないって思えるくらいに…
舞浜歩
振り返ってみるとこれがアタシのアイドルとしての原点になったのかも…
舞浜歩
でも、あの日を境にアタシとアイツが踊ることはなくなったんだ。
舞浜歩
だって…アイツはいなくなっちまったからな…
舞浜歩
どこに行ったんだって…
舞浜歩
それはっ…それはノーコメントで!
舞浜歩
これ以上は言わせないでくれ…
舞浜歩
言いたくないんだ…
舞浜歩
でも、あの日から張り合う相手がいなくなってさ…
舞浜歩
寂しかったよ…
舞浜歩
今は違うけどな。
舞浜歩
けど寂しかったから、探してたんだろうな。
舞浜歩
あの日のようにアタシが輝ける場所を…
舞浜歩
だから、アタシはここにいる。
舞浜歩
この言い方じゃ、なんだかアタシが過去に囚われているみたいな感じになっちゃうよな…
舞浜歩
でも、あながち間違ってないかもしれない…
舞浜歩
はは…カッコ悪いだろ?
舞浜歩
プロデューサー、なんだかいつものアタシらしくないって思ったろ?
舞浜歩
でも、これもアタシでアタシなんだ。
舞浜歩
知ってるって…
舞浜歩
プロデューサーっ…
舞浜歩
あのさ…
舞浜歩
なんだか腹の中に抱えてるものを吐き出したら元気になってきた。
舞浜歩
アタシの長いひとり言に付き合ってくれてサンキューな…
舞浜歩
アタシ、プロデューサーと一緒なら、もっともっと自分らしく輝けるって思う。
舞浜歩
だから、これからもアタシと一緒に歩んでいってくれよな!!
(台詞数: 50)