星井美希
むにゃ……ん、今何時?
星井美希
あ、ちょうどレッスンに行く時間だったの。ジャストタイムで起きるとは流石ミキ!
星井美希
従来のミキならレッスンなんてかったるい事やってられるかー、とか言ってたかもしれぬの!
星井美希
そろそろミキは生まれ変わったの!レッスンにレッスンを重ねコツコツ努力し!
星井美希
スーパーアイドルになるってハニーと約束したの、いざレッスンへ、なの!
星井美希
あ、涼しいと思ったら雨降ってたの。
星井美希
…………
星井美希
寝るの。
我那覇響
美希!そろそろレッスンの時間だぞ、ちゃんと起きてる?
星井美希
勿論なの、早く練習したくて体が疼いて逆に寝てる体勢になってるように見えるかもだけど!
如月千早
ほら、やっぱり寝てなかったわよ?我那覇さん疑い過ぎじゃない?
星井美希
あ、千早さんもおはようなの。
我那覇響
おはよう?
星井美希
まあまあ、二人ともわざわざ迎えにきてくれたの?
如月千早
最初は私一人で行こうとしたんだけど……
我那覇響
千早一人じゃ美希に籠絡される恐れがあるから、自分もついてきたんだぞ。
星井美希
(確かに、千早さんだけなら容易く言いくるめられたのに……)
星井美希
(確かにレッスンしなくちゃいけないかもしれないけど、雨には勝てぬの)
星井美希
二人とも申し訳ないけど、ミキ今手が離せないの。ミキのことは気にせず先に行けなの。
我那覇響
うわあ
如月千早
美希……
我那覇響
ちょっと千早、何「あなたの覚悟、受け取ったわ」みたいな顔してるの?そんなに感受性豊かなの?
如月千早
え、でも美希もこう言ってる事だし……今日は私たちだけで……
我那覇響
何で千早ってばそんなに美希に甘いのさ、「自分に厳しく美希に優しく」は一番損な生き方だぞ!
我那覇響
ほら、美希も千早の純情を弄んで無いで早く起きて。
星井美希
あー、ごめんなさいなの。今ミキの体には重力300Gがかかってて……
我那覇響
うわあ
如月千早
我那覇さん、さっきから気になってたんだけど、その「うわあ」ってツッコミは何なの?
我那覇響
ツッコミというか感想。美希の発言がくだらなすぎてこんな反応しちゃうんだよね。
如月千早
え、今のは厳しい鍛練の結果美希が卓越した肉体を手に入れたって言う描写じゃないの?
我那覇響
ないよ。その曲解さ、最早れっきとした病だからね。
星井美希
如月最早。
我那覇響
うわあ
如月千早
美希……
我那覇響
千早千早、何「私に妹がいたらこんな感じだったのかしら」みたいな顔してるの?
我那覇響
なんでこの状況下においてそんなに優しい笑顔が出来るの?
星井美希
まあそんなわけで!ミキはミキなりの方法で肉体を鍛え抜くからお構い無く!
我那覇響
ちょっと千早、耳貸して!
如月千早
レッスンで使うからそれまでには返してくれるかしら。
我那覇響
千早、美希を可愛がる気持ちはわかるけど、ここは心を鬼にしてガツンと言うべきだと思うぞ。
如月千早
そうかもしれないけど……でも美希の気持ちを思うと。
我那覇響
だからこそだよ。美希のためにもここはぎゃふんと言わせるべきだぞ。
我那覇響
美希のねぇねとして、ちゃんと叱らないとさ。
如月千早
……なるほど、姉がいたら…こんな感じなのかしらね。
我那覇響
ちょっと千早、いきなり何を言い出すのさ。
如月千早
美希、ちょっと話があるわ。聞いてくれるかしら?
星井美希
ん、なんなのなのなのなのなの?
如月千早
ガツン!
星井美希
ぎゃふん!
我那覇響
うわあ!
(台詞数: 50)