馬場このみ
ふぃ～…今日も子ども達の相手ばっかりで疲れたわね。
馬場このみ
全くプロデューサーったらセクシーでアダルトな私に子ども番組をやらせるなんて…
馬場このみ
子ども達にとって刺激が強すぎるからやめなさいって言ってもいつまでもわかってくれないんだから
馬場このみ
まぁ過ぎたこと言ってもしょうがないし、ゆっくり休むとしましょうか。
木下ひなた
「うん、それでね…」
馬場このみ
あら、ひなたちゃんもいたのね。
馬場このみ
って電話中か。邪魔しちゃ悪いし向こうでお茶でも入れてこようかしら。
木下ひなた
「大丈夫だよばあちゃん。あたしは元気でやってるし、もう慣れっこだよ。」
木下ひなた
「へ?なんだって…?」
木下ひなた
「えぇぇ!?ほ、ほくとの調子が悪いのかい!?」
木下ひなた
「そんな…あたし、ほくとは好きだったのにどうして…」
木下ひなた
「うん…うん…そっかぁ。」
馬場このみ
ひなたちゃん、北斗っていう好きな子がいたのね。(ズズッ)
木下ひなた
「気にしないでいいよぉ、あたしにはまだあかぎにあきよ、それにふじもあるし。」
馬場このみ
嘘…ひなたちゃんってそんなに好きな人がいたの?
木下ひなた
「………。」
木下ひなた
「ばあちゃん、なんだって?もう一度言ってもらってもいいべか?」
木下ひなた
「……え?その中から選べって?」
木下ひなた
「どうしてそったらこというんだべさ!今までみんなまとめて…」
馬場このみ
ひ、ひなたちゃんが珍しく怒ってる…というか好きな人は一人にしたほうがいいんじゃない?
木下ひなた
「あ、ごめんねばあちゃん。そうだよね、それなのにあたしったら…」
木下ひなた
「でも急に選べって言われてもあたし…」
馬場このみ
そうよね。急に誰か一人を選べって言われても困るわよね。
木下ひなた
「………。」
木下ひなた
「よし、決めたべさ。」
馬場このみ
決断早っ!それでいいのひなたちゃん!?
木下ひなた
「あたし」
木下ひなた
「あたし、たかねにする!」
馬場このみ
まさかの身内!?
馬場このみ
というか貴音って呼び捨てで呼んで…ひなたちゃんと貴音ちゃんってもしかして…。
木下ひなた
「ううん、大丈夫だべさ。こっちこそごめんね、我儘いっちゃって。」
木下ひなた
「したらばあちゃんも元気でね、バイバイ。」(ガチャ)
木下ひなた
はぁ…。
馬場このみ
ひなたちゃん!
木下ひなた
あ、このみさん。
馬場このみ
大丈夫よひなたちゃん。人生は色々あるんだから。困ったときはお姉さんに頼りなさい。
馬場このみ
それと、貴音ちゃんのこと。私、応援してるからね。
木下ひなた
へ?あ、うん。わかったべさ。
馬場このみ
それじゃあ私、貴音ちゃんのところに行ってくるから。またね。
木下ひなた
あっと…気を付けていってらっしゃい…。(バタン)
木下ひなた
このみさん、何だか様子が変だったような気がしたけど気のせいだったかなぁ?
木下ひなた
はぁ…それにしても…。
木下ひなた
今年のりんごは『高嶺(たかね)』だけかぁ…残念だべさ。
(台詞数: 43)