木下ひなた
あのね、実は最近
木下ひなた
東京の言葉の言葉の方がしっくりくるようになっています
木下ひなた
東京弁って程じゃないんだけどね
木下ひなた
あ、やけどね?じゃけどね?ほやけんどね?……あれ?なんだっけね?
木下ひなた
あと……
木下ひなた
山手線も東京メトロも使いこなしています。
木下ひなた
田舎と違って、時刻表気にしなくてもいいからねぇ
木下ひなた
楽チンです
木下ひなた
あ、満員電車にも慣れました
木下ひなた
乗っている間は、何も考えないことにしたんよぉ
木下ひなた
周りにあるのは熱を持った人形、ただの人形、ただの人形、ただの人形、ただの人形、ただの人形
木下ひなた
いちいち気にしていられないもんねぇ
木下ひなた
あと、この前から
木下ひなた
おばあちゃんがスカイプ始めました
木下ひなた
LINEも使いこなしていてさ
木下ひなた
ツイッターのフォロワーも6,000人になったって
木下ひなた
誇らしいおばあちゃんだよぉ
木下ひなた
顔も見えるし、近況もすぐに報告し合えるし!最近、全然寂しくないんです
木下ひなた
あ、ないんだべさ
木下ひなた
……最近、お仕事も増えてきて
木下ひなた
ありがたいことに、好きなもの買ってもいいかな、って程の余裕ができたから
木下ひなた
布団と枕を買いました
木下ひなた
あの、通販でやってた、ぐっすり眠れるヤツ
木下ひなた
だから、最近調子がいいんです
木下ひなた
それまで、全然眠れてなかったから……
木下ひなた
今だから言うけどね、あたしもツイッターやってて
木下ひなた
その時はフォロワーさん10,000人くらいいて
木下ひなた
遠くの人も、顔も知らない人も、とにかくいろんな人から、応援のメッセージもらって
木下ひなた
すっごく、すっごく嬉しくて
木下ひなた
でも……そうでない人もいて……
木下ひなた
凄く酷い事、悲しくなる事、泣きたくなる事、そんな言葉を投げてくる人もいて
木下ひなた
きっと自分が、気に障るようなことしたんだって、何かいけなかったんだろうって
木下ひなた
毎晩、部屋に戻ってからボロボロになるほど泣いて
木下ひなた
誰にも言えんくて
木下ひなた
もうアイドル辞めようって何度も思って
木下ひなた
田舎からでてきたばかりの、あの頃の自分はもういなくて
木下ひなた
すっかり東京に馴染んでしまって、現実の汚いところを幾つも見てしまって、
木下ひなた
アイドル木下ひなたは、ファンでいてくれてるみんなを、騙しながらステージに立ってるんだって
木下ひなた
正直……もう耐えられんくて……みんなの前から居なくなってしまおうって、思ってた
木下ひなた
……でもね、そんな時
木下ひなた
あの人が駆けつけてくれたんよぉ
木下ひなた
ツイッターで攻撃されてたこと、おばあちゃんが気付いてくれたらしくて
木下ひなた
それを、あの人に相談してくれたみたい……警察さんにも協力してもらって少し大事になったけど
木下ひなた
それでも、あたしが一番嬉しかったのはあの人の言葉。
木下ひなた
「東京にいくら馴染んだって、優しい気持ち、頑張ってる姿、それは全く変わっていない。」
木下ひなた
「気づくのか遅くてごめん。これからはこれまで以上に可愛くプロデュースしてやるからな!」って
木下ひなた
そう言ってくれたんよぉ
木下ひなた
だから、あたしはこうやって、アイドルを続ける事が出来ている。
木下ひなた
あと、これは……アイドルだから、本当は言っちゃいけないんだけんど
木下ひなた
あのね、あたし
(台詞数: 50)