
矢吹可奈
ふぅ…夜風が気持ちいいですね、プロデューサーさん。

矢吹可奈
【私がアイドルになってから10年という月日が流れた。】

矢吹可奈
【といっても18の時にアイドルから歌手に移行し、今日まで活動してきた。】

矢吹可奈
【でも、歌手としての活動も今日で最後。なぜなら…】

矢吹可奈
プロデューサーさん見てくださいよ!ここから見る夜景がすっごく綺麗ですよ♪

矢吹可奈
あ、そうでした…もう私のプロデューサーさんじゃなかったんですよね。

矢吹可奈
【そう、私矢吹可奈は本日を持って歌手としての活動を引退したのだった。】

矢吹可奈
どうでしたか?私の引退ライブ。今までで最高の出来だったと思うんですけど…

矢吹可奈
……えへへ、改めて言われると照れちゃいますね///

矢吹可奈
後悔…ですか?

矢吹可奈
まるっきりないといえば嘘になっちゃいますね。

矢吹可奈
でも人前で歌うことがないだけで歌うことをやめたわけじゃないからこれでよかったんですよ!

矢吹可奈
だって…歌と同じ……ううん、それ以上に好きなものができてしまったので…

矢吹可奈
ねぇ?それが何かわかりますか?

矢吹可奈
………。

矢吹可奈
もう!どうしてあなたはそう鈍感なんですか!?

矢吹可奈
私がこんなにアピールしてるのにいつもいつも気が付かないで…そんな私の気持ちがわかりますか?

矢吹可奈
あ~あ、あの時にあなたから指輪を貰った時はすごく嬉しかったんだけどなぁ。

矢吹可奈
……へっ?可奈だって鈍感だろって?

矢吹可奈
私はそんなことないですよーだ!

矢吹可奈
……その指輪を渡したときに?プロポーズしたのに気付いてくれなかった?

矢吹可奈
………。

矢吹可奈
えぇぇええぇ!?あれってプロポーズの言葉だったんですか!?

矢吹可奈
だってだって…あの時『毎日可奈の歌声で起きたいな』って言ってたから…

矢吹可奈
だから私、自分の歌を録音した目覚まし時計をプレゼントしたんですよ。

矢吹可奈
………。

矢吹可奈
………ふふ…

矢吹可奈
………ふふ…あはははは♪

矢吹可奈
やっぱり私たちってどこか似たもの同士なんですね。

矢吹可奈
歌うことも、食べることも、遊ぶことも、やることほとんどが似てますね。

矢吹可奈
それでもやっぱり喧嘩もしちゃいますけどね。

矢吹可奈
でもでも、喧嘩をするってことはお互いに思っていることをぶつけることができるから

矢吹可奈
私たちって絶対相性がいいんだと思うんですよ!

矢吹可奈
だって…そんなあなただから…私、好きになったんですよ。

矢吹可奈
ねぇ…あなたの気持ち……改めて聞かせてくれる?

矢吹可奈
………。

矢吹可奈
うん…ありがとう。

矢吹可奈
私も…好き。

矢吹可奈
あなたが大好き。

矢吹可奈
だからさ…

矢吹可奈
キス……してほしいな。

矢吹可奈
ん……ちゅ…///

矢吹可奈
ぷはぁ……

矢吹可奈
ありがとう、私のお願いを聞いてくれて。

矢吹可奈
もう一つだけ…我儘言っていいかな?

矢吹可奈
もう少しだけ……こうしてあなたと寄り添っていたいの。

矢吹可奈
………。

矢吹可奈
………だめぇ?
(台詞数: 48)