矢吹可奈
夜の帳も降り、人々の寝静まった真夜中。私のお楽しみの時間ははじまる
矢吹可奈
本来なら後ろ指さされる行為。だが人としての欲望が、そして倒錯的な背徳感が
矢吹可奈
かえって私の胸を高鳴らせ、身体を熱くする
篠宮可憐
・・・・・・
矢吹可奈
今宵の相手は店に入った瞬間に決めた
矢吹可奈
自らの意志など反映されない。金でやり取りされ、客の為に全てを捧げる
矢吹可奈
そんな惨めな立場でありながら、まるで客を煽るような様が私の嗜虐心をそそったのだ
矢吹可奈
彼女の名は「チョコモナカジャンボ」
篠宮可憐
(アイスです)
矢吹可奈
私は逸る欲望に身を任せ、乱暴に彼女の着ているものを引き裂く
篠宮可憐
(アイスです)
矢吹可奈
途端に露わになる凹凸のハッキリしたその身体
矢吹可奈
味わう前にその身体を指でなぞる。張りのある手触り。上物だ・・・
篠宮可憐
(アイスです)
矢吹可奈
既に私の理性は限界だった
矢吹可奈
力任せに噛みつき、歯を突き立てる
篠宮可憐
(パリッ!)
矢吹可奈
予想通り、いや、予想以上にいい声で鳴いた。そして駆け抜ける。甘美な快楽
矢吹可奈
貪る。ただ貪る
矢吹可奈
外面はもちろん、中の具合も最高だ。白く清い様でありながら、中には歯向かうような硬さもある
篠宮可憐
(チョコモナカジャンボです)
矢吹可奈
舐り、齧り付く。相手の肌も段々と濡れ、みだらに蕩ける
篠宮可憐
(アイスです)
矢吹可奈
蕩け出たものも余すところなく啜り、あっと言う間に喰らい尽くした
矢吹可奈
指に付いた僅かな残滓まで舐め取り、ことは終わった
矢吹可奈
途端に襲ってくる虚無感と喪失感。いつものことだが、まるで慣れない
矢吹可奈
残ったのは自分で引き裂いた彼女の衣服
矢吹可奈
先ほどまであれほど愛おしかった彼女のものなのに、今ではゴミにしか見えない
矢吹可奈
私はそれをクシャクシャにし、乱暴にゴミ箱へ投げ込み床に就く
矢吹可奈
まだ少し、彼女の甘い味が口の中に残っていた・・・
篠宮可憐
~おしまい~
(台詞数: 31)