高木社長
では、名前と年齢を教えてもらえるかな?
矢吹可奈
はい!矢吹可奈、14歳です!
高木社長
元気のいい女の子だ
音無小鳥
じゃあまずは、アイドルを目指す理由を教えてもらえるかしら?
矢吹可奈
私、歌うことが大好きなんです!
矢吹可奈
あまり、上手くはないって言われますけど……
矢吹可奈
でも、アイドルになったら歌がたくさん歌えると思って、アイドルになろうと思いました!
高木社長
なるほど。素敵な理由だね
高木社長
でも、歌うのが好きなだけなら、歌手でもいいと思うのだが?
矢吹可奈
確かにそうなんですが、「歌手」と言えば、歌を歌っているイメージしかないんです……
矢吹可奈
アイドルなら歌だけじゃなくて、踊りもバラエティーも、色々なことに挑戦出来ると思いました
音無小鳥
ふふっ♪可奈ちゃんは、好奇心旺盛なのね
高木社長
では最後に、少し意地悪な質問をさせてもらおうかな
高木社長
アイドルになると言うことは、歌やダンスに関してはプロとして扱われることもある
高木社長
君は「歌うことが大好き」と言ったが、その歌を商売道具として使っていくことになる
高木社長
そうなれば、今までみたいに純粋に歌を楽しむことが出来なくなるかもしれないよ?
高木社長
私が担当したことのあるアイドルにも、「歌が大好きで、放っていたらずっと歌ってる」と
高木社長
言っていたが、そんな子が「歌うのが嫌になりました」と言ってアイドルを辞めた子がいる
高木社長
君には、歌を嫌いになる覚悟はあるかね?
矢吹可奈
歌を嫌いになるわけがありません!
矢吹可奈
だって、歌を歌うと気持ちよくなって、楽しいですから!
矢吹可奈
そんな楽しいことを、嫌いになることなんてありません!
高木社長
はっはっは!実に面白い子だ!
高木社長
それでは、面接はこれで終わりにしようか
矢吹可奈
はい!ありがとうございました!
矢吹可奈
(その半月後、合格通知が届きました)
(台詞数: 26)