ミリオンロンパ PROLOGUE
BGM
透明なプロローグ
脚本家
不明
投稿日時
2014-06-05 20:29:32

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矢吹可奈
【その巨大な劇場は、都会のど真ん中の一等地にそびえ立っていた】
矢吹可奈
【まるで…そこが世界の中心でもあるかのように…】
矢吹可奈
【『765プロ ライブ劇場』…】
矢吹可奈
【あらゆる分野の超一流アイドル候補生を集め、育て上げることを目的とした劇場…】
矢吹可奈
【この劇場に入れば、アイドルとして成功したも同然…とまで言われている】
矢吹可奈
【歴史はそんなに深くないけれど、各方面に有望な人材を送り続けているらしい…】
矢吹可奈
【アイドル界の将来を担う"希望"を輩出する、まさに"希望の劇場"と呼ぶにふさわしい場所だ】
矢吹可奈
【そんな劇場へ入るために必要な資格は2つ…】
矢吹可奈
【"現役のアイドル候補生であること" "各分野において超一流であること"】
矢吹可奈
【オーディションは行っておらず、劇場側にスカウトされた候補生のみが所属を許可される】
矢吹可奈
【そんな、超が何個も付くほど、超すごい劇場の前に…】
矢吹可奈
【私は立っていた…】
矢吹可奈
私の名前は、矢吹可奈。
矢吹可奈
【見た目は、何て言うか普通?なのかな。特に人と大きく変わった所はないと思う…】
矢吹可奈
【趣味は歌うこと!何でも歌にしちゃう所は、特技といってもいいかもしれないかなかな~♪】
矢吹可奈
【あとは、ちょっと楽器が得意なくらい。それだって超一流って呼ばれるくらいじゃないけど…】
矢吹可奈
【他に、何か取り柄があるとすれば…】
矢吹可奈
【人よりちょっと前向きな事くらい……かな】
矢吹可奈
【そんな、特に目立った特徴もない私がこの劇場に入ることになった理由は…】
矢吹可奈
【劇場から届けられた、この採用通知を見れば一目瞭然】
矢吹可奈
【これによると、劇場は全国の候補生の中から一人を選んで採用通知を送るらしい】
矢吹可奈
【その当選した相手を、『超アイドル級の幸運』って才能の持ち主として迎え入れる】
矢吹可奈
【つまり、私が選ばれたのはただの『運』ってこと。あはは…】
矢吹可奈
【それでも、あの765プロライブ劇場に所属できるチャンスなんて普通じゃありえないし…】
矢吹可奈
【文字通りラッキーだったと思って、私は劇場に入ることを決めた】
矢吹可奈
【そして、希望を胸に劇場の敷地内に一歩踏み出した所で…】
矢吹可奈
【私の意識は暗転し、そして…】
矢吹可奈
………
矢吹可奈
………………
矢吹可奈
……ん?
矢吹可奈
あ…れ…?ここ、教室…?
矢吹可奈
(どこの教室だろう。全然見覚えがない…何で私はこんな所で寝てるの…?)
矢吹可奈
確か、劇場の敷地内に入ろうとして、それから…。
矢吹可奈
……ダメだ、思い出せないや。
矢吹可奈
う~ん……でも、じっとしててもしょうがないよね。よし、他に誰かいないか探しに行こう!
矢吹可奈
すっすめーすすめー可奈探検隊~♪見知らぬ場所も何のその~♪こわくないないへっちゃらだい!

(台詞数: 36)