矢吹可奈
はぁ…お姉ちゃんにも酷いこと言っちゃった。私、どうしたらいいんだろう…。
矢吹可奈
…もう辞めようかな。やっぱり私には向いてなかったのかも…。
真壁瑞希
ピピ、分析完了。何かお悩みですか?
矢吹可奈
う、うわあっ!?びっくりした…。あなたは、誰…?
真壁瑞希
私はミズキ・マカベ、ドクター・ロコによって作られたロボットです。マカボと呼んでください。
矢吹可奈
マカボ?ミズキとか、マカベじゃなくて…?
真壁瑞希
ドクター曰く、マカベとロボを足してマカボだとか。自分でも、よくわかりませんが。
矢吹可奈
うーん…ミズキって呼んでもいいかな?そっちの方が可愛いと思うんだけど。
真壁瑞希
ミズキ。ミズキ…言葉の響きが、気に入りました。私はミズキです。そう呼んでください。
矢吹可奈
私はカナ・ヤブキ少尉だよ。よろしくね、ミズキちゃん。
真壁瑞希
よろしくお願いします。ところで、ヤブキ少尉は現在何かお悩みなのですか。
矢吹可奈
あはは…そういうのもわかっちゃうんだ。
真壁瑞希
身体機能、呼吸の乱れ、環境そして言葉の調子から分析した結果です。分析は得意分野。…キリッ。
矢吹可奈
…うん、悩んでる。今まで当たり前のように思ってたことが信じられなくなってきちゃって。
矢吹可奈
本当にこのままでいいのか、いっそ辞めた方が…って考えたりもしてる。
真壁瑞希
…それは、ヤブキ少尉の信念にとっての問題でしょうか。
矢吹可奈
信念なんて大それたものじゃないよ。ただ任務をこなして、必要ならエイリアンと戦って…。
矢吹可奈
そうやって地球を守る、それが正しいことだと思ってた。でも、もう私にはよくわからないんだ…。
真壁瑞希
そうですか。では代替案を提示します。私について来てください。
矢吹可奈
…えっ。ミズキちゃん、どこに行くの?
真壁瑞希
艦橋です。思考が袋小路に陥った時には体を動かすのが良いと、ドクターから教わりました。
真壁瑞希
なので、私と少しお散歩をしましょう。……ミズキが、えすこーとするぞ。
矢吹可奈
…そう、だね。このまま悩んでるよりはずっと……よしっ、一緒に行こう!
(台詞数: 23)