如月千早
え、ここラーメン屋の類いなの?
四条貴音
そうです、ここなららぁめんを食しながら他者を思いやる心を持つ事が出来ます。
我那覇響
貴音、今日はチャーシュー何枚にする?
四条貴音
あるだけ乗せてもらうように店主様に伝えて下さい。
我那覇響
他者を思いやる心はどこにいったのさ。
如月千早
我那覇さん、こんな遅くに呼び出してしまって申し訳ないわ。
我那覇響
慣れてるからかまわないぞ。貴音に呼ばれると返事返すまでメール届き続けるから。
我那覇響
今日こそは無視しようと思ったんだけどいぬ美達が行ってやれって言うから仕方なく……
四条貴音
それでこそ響です。さあさあ冷めぬ内に召し上がりましょう!
如月千早
ごめんなさい、私のために……
我那覇響
貴音は確実に己の事しか考えてないし自分も千早とごはん行きたかったからなんくるないさー。
我那覇響
それに今日は貴音に一人でつっこまなくていいから大助かりだぞ!
如月千早
……あ、これ美味しいわね。
四条貴音
ええ、ここのらぁめんは個人的に三本指に入るほどの…………ああ!
四条貴音
なんと言うことでしょう!今の私は色々ならぁめんを知りすぎました!三本の指では足りません響!
我那覇響
……そう言えばさっき屋台ラーメン屋によったんだっけ?指増やせば?
四条貴音
では、改めて。千早、ここは個人的に5000本の指に入るほどの素晴らしさです。
我那覇響
…………千早、ツッコミは任せた。
如月千早
え、えーと。千手観音じゃ無いんですから……
四条貴音
……………………
如月千早
あ、……お気に召さなかったならごめんなさい。なれてなくて……
四条貴音
………………閃きました。
如月千早
……え?
四条貴音
秘技! 貴音千手観音!(シュババババババババババババ!
如月千早
え!ちょっと四条さん!お店で暴れないで下さ……ふふふぉ!
我那覇響
うん、貴音の夜のテンションは初見では確かにきついよね。わかるぞ。
四条貴音
ふふ、千早を笑顔にするためわざわざ道化の仮面を被り慣れない芸を披露したかいがありました。
我那覇響
いいように言うんじゃ無いぞ、絶対素でやっただけでしょ。
四条貴音
それはそうと千早、私目が悪いんですが……そろそろ眼鏡を買おうとした際……
我那覇響
あ、それはれんげを視力検査の黒い奴に見立てて「あれ、見えません響!私に光を!」
我那覇響
て大声で叫ぶ奴でしょ、正直全く面白くないからやめといたら?
四条貴音
…………しゅん。
如月千早
あ、あの!実際見てみると面白いかも知れません!
我那覇響
甘やかさなくていいぞ!千早が笑いやすいから調子にのってるだけさー。
四条貴音
まあそれはそうと響、こんな夜遅くに出歩いて家族は大丈夫なのですか?
我那覇響
それ貴音だけは言っちゃいけない言葉だと思うけど、ほとんどの子は寝てるから大丈夫だぞ。
我那覇響
ただ起き出しちゃったら焦って阿鼻叫喚かもしれないけど!
如月千早
え、吠えたりするの?
我那覇響
皆しつけてあるから鳴きはしないけど、落ち着きなく動き回ったりするさ!がさごそと。
我那覇響
あ、閃いた!一人我那覇家(ガサゴソガサゴソガサゴソガサゴソガサゴソ
如月千早
ちょっと我那覇さん!他のお客さんに迷惑だから!四条さんも止めて下さい!
四条貴音
(シュババババババババババババ
如月千早
四条さん!張り合わなくていいですから!私のために変ないさかいは止めて下さい!……ぶふ!
我那覇響
お、とうとう千早が麺を口から器へ産み落としたぞ!
如月千早
変な…………変な例えやめて……ふふふ!
四条貴音
千早、その麺射出は私の手柄ですよね?たいみんぐ的にも千手観音の後に吹き出しましたよね!
我那覇響
うわーいるよね。こんな時に笑顔の権利を主張する奴。貴音ここ来てからずっと自己中だぞ。
如月千早
…………あの、実は私……
我那覇響
千早、無理に話さなくてもいいぞ。今楽しんでくれてるなら……自分達はそれで……
四条貴音
千早、さらに閃きました。秘技!千早観音!(せれせれせれせれせれせれせれ
(台詞数: 50)