横山奈緒
ぬああああ…!(ダダダダ…)
横山奈緒
でい!(ガチャッ、バン!)
横山奈緒
(背中で扉を押さえて)ふぃ～、助かったわ…
周防桃子
奈緒さん!
横山奈緒
あー!ひどいやん、二人とも!探したんやで!
横山奈緒
あれ?美奈子…
横山奈緒
そっかー♪美奈子の方は無事やったか、良かったなあ♪
周防桃子
美奈子さん【は】って、どういうこと?
横山奈緒
あー、ジュリアの方な、なんかえらいのに取り憑かれとるみたいなんよ。
横山奈緒
美奈子「ジュリアちゃん?……あー!わたし、ジュリアちゃんに会ったんです!」
横山奈緒
美奈子「でも、いつもとは違う冷たい目で…、覗き込まれたと思った…時から記憶ないです…」
周防桃子
じゃあ、さっきまでの美奈子さんの症状は…、ジュリアさんに取り憑いた霊のせいなの?
横山奈緒
なんや、ようわからんけど、覗き込まれたらどないなるん?
周防桃子
美奈子さんは、人形みたいに固まってた。でも、息はあったから【生き人形】…かな?
周防桃子
美奈子「に、人形さんですか!?それじゃ、ご飯が食べれませんよ!」
横山奈緒
それは嫌や…お腹すいて死んでまうやん。
周防桃子
なんでおんなじような発想なの?
横山奈緒
まあ、それはさておき。
横山奈緒
まあ、それはさておき…どないしたらええかな?
横山奈緒
わたしが入ってきた扉とは別に扉が二つ。別のルートで一旦外に…
周防桃子
ちょっと待って!
横山奈緒
な、なんや急に?
周防桃子
今、奈緒さんが入ってきたのって桃子たちが入ってきたのとは別の扉だよ!?
横山奈緒
は?となると…
周防桃子
もう1つの扉は祭壇で行き止まり!だから、この二つはつながって…!
ジュリア
(ガチャ…)『ふふふ…見ぃつけた♪』
横山奈緒
しもうた!?そういうことか!
ジュリア
『ふふふ、こんなにたくさん…あら?』
ジュリア
『戻ってる娘がいるじゃない…残念ね』
ジュリア
『今度は戻らないようにしないと…!』
周防桃子
(ガシッ)しまっ…離して!
ジュリア
『うふふ…、この娘が一番可愛いお人形さんになりそう♪』
横山奈緒
桃子ぉ!
ジュリア
『安心して♪痛みも苦しみもないお人形さんにして可愛いがってあ・げ・る♪』
周防桃子
やだ!離してぇ!春香「桃子ちゃん!」
(台詞数: 35)