横山奈緒
「(ズズッ)」
横山奈緒
「う~ん、コーヒーの苦みと香りがワイの脳を活性化させる…至福の時や」
横山奈緒
(ドドドドド)
横山奈緒
ア~オ~ノ~リ~!!!!!
横山奈緒
「そんなに慌ててどないしたんや?ワイは今、優雅にコーヒータイムを楽しんどるんやけど…」
横山奈緒
お前はロボ犬やないか!どないしてコーヒー飲んどるねん!?
横山奈緒
「そんなんコーヒープログラムをインストールしてるに決まっとるやろーが!」
横山奈緒
って今はそんなんどうでもええねん。
横山奈緒
あんたが可奈に変なメールを送り付けたせいで大変だったんやからな!
横山奈緒
「メール?なんのことや?」
横山奈緒
しらばっくれても無駄やで!ちゃんと差出人の所にアオノリの名前が書いてあったんやからな。
横山奈緒
「奈緒、それはワイやないで」
横山奈緒
この期に及んでまだそんなこと言い張るんか!
横山奈緒
「いや、よく考えてみ、そんなイタズラメールするのにわざわざ自分の名前なんか晒さないやろ。」
横山奈緒
言われてみればそうやな…
横山奈緒
ということはこれは誰かがアオノリに罪を被せようと仕組んだことなのか?
横山奈緒
「恐らくな、全く…迷惑な話や」
横山奈緒
そんなら私が魔法で犯人を見つけたるわ!「マジカルマジカル…」
横山奈緒
「やめとき、それは無理や。」
横山奈緒
なんで止めるんや、私がアオノリの無実を証明しようとしてるんやで。
横山奈緒
「だからそれが無理なんや。理由は二つ。」
横山奈緒
「一つ、奈緒程度の魔法レベルではせいぜい手がかりを入手するぐらいしかできへん。」
横山奈緒
なんでや?私がリスクを負えば何でもできるんやないのか?
横山奈緒
「奈緒、そのリスクやけど…何かおかしいと思わへんかったか?」
横山奈緒
おかしいところ?………。
横山奈緒
そういえば最初のデータ流出しかリスク負ってへんやな…。
横山奈緒
「それはそうや、リスクを負うなんて嘘やからな。」
横山奈緒
な、なんやてー!?
横山奈緒
じゃあなんであんなことしたんや?
横山奈緒
「そんなん決まっとるやろ。その方が面白いからや。」
横山奈緒
「だけど限度は弁えとるで、だから編集して一部分しか流さなかったんや。」
横山奈緒
「だから今回の件についてはワイは何の関係もあらへん。」
横山奈緒
なんか納得せえへんけど…リスクがないなら一安心やな。
横山奈緒
「二つ目は単純な理由や、ただの魔力切れ。」
横山奈緒
え?魔力とかあったんかいな?
横山奈緒
「当たり前やろ。左上にある魔力ゲージが見えへんのか?」
横山奈緒
いや…見えへんけど。
横山奈緒
「ほら、あるやろ。画面外にゼ〇ダの伝説みたいな魔力ゲージが」
横山奈緒
画面外にあったら視聴者の方とかもわからへんやろうが!
横山奈緒
「とにかく魔力が回復するまでは大人しくしてるしかないな」
横山奈緒
魔力ってどうやったら回復するんや?
横山奈緒
「そんなんたこ焼きとか食べたら回復するんやないのか?」
横山奈緒
お前も知らんのかーい!
横山奈緒
まあええわ、魔力が回復したら犯人の手がかりを手に入れて見つけ出したる…
横山奈緒
美人名探偵なおなおの始まりや!
横山奈緒
「………タイトル変わっとるで。」
(台詞数: 46)