事故物件の話(ホラーっぽいもの)
BGM
TOWN_RMX
脚本家
不明
投稿日時
2017-03-04 20:13:17

脚本家コメント
※BGMはかけずにお願いします
自主企画『百物語の怪』開催中
お盆までに完成させたいのですが、自分だけでは不可能なので、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします

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横山奈緒
これはAさんという男性が当時大阪の大学に通ってたときの話なんです。
横山奈緒
AさんにはBさんという学友がいまして、これがちょっと変わった趣味の持っていましてね。
横山奈緒
所謂心霊マニアでその手の話は勿論、実際に心霊現場に行ったりするような人なんです。
横山奈緒
ある日Bさんから「俺な最近引っ越ししてん。なかなかええ家やから今度遊びに来いよ。」
横山奈緒
って誘われました。せやからAさんは学校終わりに早速Bさんの家に行ってみたんです。
横山奈緒
そしたら立派な日本家屋で、広々とした部屋がいくつもある古民家風の一軒家やったんです。
横山奈緒
しかもそれで家賃がたった3万円やったんですよ。
横山奈緒
ただ、あまりにも安すぎるからこれは何かあるぞって思って訳を訊いてみたんです。そしたら、
横山奈緒
「実はこの家事故物件やねん。どうも幽霊が出るみたいで全然人が居つかへんから安く借りれてん」
横山奈緒
「まぁ実際亡くなった人はおらんみたいやけど、マニアとして住まんわけにはいかんやろ。」
横山奈緒
って嬉しそうに答えたんです。確かにすごい家ですけど、幽霊が出る家ですよ。
横山奈緒
それを喜んで住むなんて、やっぱBは変わった奴やなってAさんは思ったそうなんです。
横山奈緒
それから何日か経ったある日、真夜中にBさんから電話がかかってきました。
横山奈緒
「出たぞ!出たぞ!出たぞ!女の幽霊や!やっぱこの家マジでおるわ!すげぇやろ!!」
横山奈緒
って今まさに幽霊に現れたぞって内容の電話やったんです。
横山奈緒
でも真夜中ですよ。いくら友達でも非常識や思って腹立ったんですが、
横山奈緒
実際に幽霊が現れたって考えると気味悪なって、適当に相づちうって電話を切ったそうなんです。
横山奈緒
そんな電話が4~5回あったそうなんですが、流石にAさんも電話に出なくなりました。
横山奈緒
でも、そのうちBさんから電話がかかってこんくなりました。
横山奈緒
正直Aさんはホッとしたんですが、同時にBさんは音信不通で姿も見せんくなりました。
横山奈緒
まぁ変わった奴ですけどBさんは友達ですし、もし変な病気にでもかかってたら大変やと思って、
横山奈緒
気は進みませんでしたが、Bさんの家に行くことにしたんです。
横山奈緒
せやけど、何度呼び鈴鳴らしても返事がありません。ただドアに鍵がかかってなかったので、
横山奈緒
悪いと思いつつ勝手に家に上がりました。でも、どの部屋にもBさんはおりません。
横山奈緒
ただ、流しには朝食に使ったらしき食器があり、家全体にもなんとなく生活感ってものがありました
横山奈緒
「なんやおるんやんけ」とAさんは安心したそうなんですが、夜になってもBさんは帰ってきません
横山奈緒
まぁAさんもここまで来たらとことん待とうってことで、その日はBさん家に泊まることにしました
横山奈緒
しかしその夜、えらい寒気がしてAさんは目を覚ましました。
横山奈緒
なんや隙間風にしては寒すぎるなって思ってあたりをキョロキョロ見てみると…
横山奈緒
部屋の端にBさんが立ってたんです…それも顔を下げて項垂れてるようにして立ってたんです…
横山奈緒
Aさんはびっくりしたんですけど、それ以上にBさんの状態が普通やないと思って…
横山奈緒
「おいB‥大丈夫か?心配したんやぞ…」
横山奈緒
って声をかけたんです…せやけど、何の反応もありません…ただその場に立ってるだけなんです…
横山奈緒
「お、おいBええ加減に」って云おとしたとき…
横山奈緒
Bさんがいなくなってたんです…目離してへんはずやのに、気付いたらその場から消えてたんです…
横山奈緒
もうAさんパニックになったんですけど、自分が寝惚けてただけや思って冷静になろとしたんです
横山奈緒
そしたら…ふぁさって頭に何か落ってきました…
横山奈緒
見たら髪の毛でした…それも女の人のみたいに長い髪の毛が…
横山奈緒
ほんでAさん‥恐る恐る天井を見上げたんです…そしたら…
横山奈緒
髪の長い女…それも首だけが天井に浮かんでて、Aさんをじっと見つめてたんです…
横山奈緒
もうAさん頭真っ白になって、逃げんのも忘れて固まってもうたんです…
横山奈緒
そしたら女が…にたぁ~って顔したかと思うと…
横山奈緒
ぼたぼたぼたぼた!!!って女の髪の毛がAさんに落ちてきたんです!
横山奈緒
「うわああああああああ!!!」
横山奈緒
ってAさんは叫んで、靴も履かんとBさんの家から逃げた出しました…
横山奈緒
その後ですが、Bさんは姿を現さず現在も行方不明だそうです…
横山奈緒
あの家はAさんはあの日以降近付くことすらしてませんし、現在地方に勤めているので、
横山奈緒
今現在もあの場所に建っているのかは分からないとのことです…
横山奈緒
ただ、Aさんは云っていました…
横山奈緒
もしかするとBさんは、あの家の怪異の一部になってしまったのではないのかと…

(台詞数: 50)