北上麗花
ねえねえ、お泊まり会もそろそろ暇だから、三人で大喜利やらない?
横山奈緒
唐突やなぁ……まぁええけど、何で急に大喜利なん?
北上麗花
ダメ~? なら「さすれば、いずくんぞ暇なりにけり。大喜利せしめんとす」とかでもいいよ
横山奈緒
そういうことやないねん! 言い方やなくて! 脈絡!!
ジュリア
奈緒。レイに流れとか、筋道を求めてもムダだぜ……で大喜利って、何するんだ?
北上麗花
さっすがジュリアちゃん! えっとね、大喜利ってのはお題に対して「上手にふざける」ゲームなの
北上麗花
たとえば~『平和なロコの村にオークの群れが!…その後どうなった?』とか。はい、奈緒ちゃん
横山奈緒
うぇえっ!? 指名性!? え、えーと、ぅええーっと~~
横山奈緒
……ま、『魔王の統治下に入って結果的に村が栄えた』とか?
北上麗花
ん~、10ポインツ!
横山奈緒
お? おぉ…っしゃあ~(え、どういうこと? ウケたん? つかポイント制やったん?)
北上麗花
でも『ロコナイズされた村を品評して、的確な批評を残して去った』とかなら、もっとよかったかな
横山奈緒
なんでや! オーク賢っ!
ジュリア
なるほど、そういう感じのを出せばいいんだな。……なら、こういうのはどうだ
ジュリア
『狩りの時間だー! と叫びながら、美奈子が単身突撃した』
北上麗花
IPPON! ジュリアちゃん、ナイス一本!
横山奈緒
い、一本? 1ポイントじゃなくて??(さっきと評価の単位が違うんやけど)
北上麗花
でも『オークの群れかと思ったら佐竹飯店の常連集団だった』みたいのもアリだよね
ジュリア
美奈子ん家の常連はみんなオークばりのガタイをしてんのかよ……
横山奈緒
平和な村にオークの群れ……『すぐに響の家族になった』。
北上麗花
そしたら皆で『オークたちがサイリウムを振りだした!ハーイ!ハーイ!ハイハイハイ、ハイ!』
横山奈緒
なんでさっきから、私らの上を行くボケを重ねてくんねん!だとしたら響の家族みんなヤバいやろ!
横山奈緒
くそ~……『女騎士がいない、と帰って行った。』!
ジュリア
フフッ、ロコにはまだ「エロス」が足りなかったか
ジュリア
『緑の商人が「オーク討伐お得セット」の販売を開始した』
横山奈緒
どっかで見たことある気がするなそれ! メガネかけてる方か、かけてへん方か……
北上麗花
『事務員のペンが走った』
横山奈緒
かけてへん方ーー!! 荒ぶりすぎや! コミケはもう終わったで!!
ジュリア
『それでもSRは一枚も出なかった』
北上麗花
ミリオンジュエルガシャとか、くそくらえよね
横山奈緒
なんてこと言うねん! 私らのために頑張ってくれてる公式をディスるのはやめたげて!
横山奈緒
『超レアのオークだけタコ殴りにされた』
ジュリア
おい奈緒。おめーも言うこと言ってんじゃねーか! しかしレイは流石だな。だったら……
ジュリア
『ストップ&フリーズ!今、広場に広げてる布は、大切なロコの作品なので、踏んじゃダメです!』
北上麗花
似てないww
横山奈緒
なんやねんそのモノマネwww だったら――
横山奈緒
『その角度は迫力がロストしてバッドです。再度ヴィレッジを襲ってきて下さい!オークさん!』
ジュリア
オイィ!! もっかい襲わせてんじゃねーか!
北上麗花
『オークだと思った? 残念! オークちゃんでしたーー!』
横山奈緒
茜みたいなオークちゃんがいてる!!
横山奈緒
『「よくお出で下さいました。どうぞおなかにお入り下さい」と舌舐めずりした貴音が出迎えた』
北上麗花
怖~っ。貴音ちゃんは「注文の多い料理店」を経営してそうよねー
ジュリア
『「多くのオークが来たんですね、ふふっ」誰か来て帰った』
横山奈緒
上手いこと言いたがりの、なに垣楓さんは、お城の舞踏会へお帰りください
北上麗花
『オーク(億)の群れは軽快(京)な調子(兆)のぷっぷかプリンの漫才(万)で逃げ帰ったそうな
ジュリア
上手……くない!? よく考えたらめちゃくちゃに当てはめてるだけじゃねーか!!
ジュリア
いや~でもけっこう盛り上がって、沢山の答えが出たな……キリがないが、どうする?
北上麗花
じゃあロコちゃんにLINEで聞いてみるね。「ロコちゃんに問題だよ。「平和なロコの村に~」」
ジュリア
(ピコピンッ)ロコ『魔王も勇者も妖精も村人も、夏休みの宿題でそれどころじゃないです!』
横山奈緒
三人:「あぁ~~、なるほど~~」
(台詞数: 50)