横山奈緒
『横山奈緒は一人部屋の中で決断を迫られていた』
横山奈緒
『目の前には見るからに甘そうなケーキが一つ。静かに奈緒の決断を待っていた』
横山奈緒
……
横山奈緒
『誰から強制されるでもなく、奈緒は真剣に思いを巡らせている。部屋の時計の音が妙に大きい』
横山奈緒
よし
横山奈緒
『時間は夜中の1時を回ったところで奈緒は一人口を開く』
横山奈緒
ええか、明日になればあんたは生ゴミや
横山奈緒
『自分の目の前で何も言わず鎮座するケーキに向かって奈緒は語り始めた』
横山奈緒
運命を左右する決断や・・・。でもしゃあない
横山奈緒
『顔は真剣そのもの。ライブ前に見せる期待と緊張をないまぜにした表情だ』
横山奈緒
地球環境のために、わたしが犠牲になろう・・・
横山奈緒
『言うが早いか、目の前にあったケーキを鷲掴む』
横山奈緒
いっただっきまーす!
横山奈緒
『手づがみで奈緒は喰らう、口にクリームをつけ、一心不乱に、ただ喰らう』
横山奈緒
幸せやぁ・・・真夜中にケーキを手づかみで一気食い・・・最高やぁ・・・。ゲップ
横山奈緒
違う!ちゃうよ!これはエコや!生ゴミ軽減のエコなんや!
横山奈緒
『一体誰に言い訳してるのか分からない。それでカロリーが減るとでも言うのだろうか』
横山奈緒
それに偉い人は言うたんや!『食べると言う字は人が良くなると書く』って!
横山奈緒
だからなんも悪ないんや!罪悪感を感じる必要なんてないんや!
横山奈緒
『せ、せやな・・・』
横山奈緒
よーし!環境にやさしいエコアイドル、横山奈緒!明日からもがんばるでー!
横山奈緒
『もう好きにせぇ・・・』
横山奈緒
~おわり~
(台詞数: 23)