百瀬莉緒
そこを何とかお願い出来ない?もう友達連れてくるって言っちゃったのよ。
二階堂千鶴
嫌ですわよ合コンだなんて。わたくしそのような物に興味はございません。
二階堂千鶴
莉緒将軍。あなたデストルドーの最高幹部としての自覚はお有りですの?そんな事ばかりして…
百瀬莉緒
めんどくさいわね…百瀬莉緒が命じる。怪人二階堂千鶴、合コンに参加しなさい!
二階堂千鶴
あなたはいつもそうなんですから。このままだと来季の査定を見直さなくてはいけませんわよ…
二階堂千鶴
…はい、仰せのままに。
百瀬莉緒
よしOK。それじゃ急ぐわよ、もう始まっちゃう。あ、その割烹着じゃなくてもっといい服無い?
二階堂千鶴
う、うーん。あれ、ここは…莉緒将軍、まさかまた例の力を使ったのですわね!
百瀬莉緒
ごめんごめん。とりあえず自己紹介しなさい。お詫びに次の作戦は結果出すから。ね?
二階堂千鶴
もうお金まで払ったんですの、仕方ありませんわね。高い夕飯でも食べて帰りますか。
百瀬莉緒
(…よし。千鶴ちゃんの性格上、頼めばサポートしてくれるはず。)
百瀬莉緒
(見てなさい。今日こそ記念すべき合コン初勝利の日にしてみせるわ…ん?)
豊川風花
えっと、豊川風花といいます。今日はよろしくお願いします…
百瀬莉緒
(な、何よあの娘。あんなのが来るなんて聞いてないわ!?これはまずいかも。)
百瀬莉緒
(厚着の上からでもはっきりと自己主張するあの大きな胸部装甲。くわえてあの顔立ち。)
百瀬莉緒
(これは一番人気間違い無し。いや、それどころか…)
豊川風花
え?お仕事はその、前は看護師でしたけど今は…趣味ですか?えっと、えっと…
百瀬莉緒
(案の定。男連中は皆あの娘に夢中。私らなんて見向きもしてないわ。)
百瀬莉緒
これは今日は駄目ね…千鶴ちゃん、引き上げるわよ?
二階堂千鶴
いまいちですわねこの唐揚げ。家で作る方がずっと美味しい…あら、もういいんですの?
百瀬莉緒
合コンも戦いと同じ。見極めが肝心なの。今日はここにいても無駄だわ。
二階堂千鶴
はあ。そう言えば殿方は皆、あの方とばかりお話されてますわね。
百瀬莉緒
あんなのが来るなんて反則よ。あれじゃ勝ち目ないわ。
百瀬莉緒
(しかし…)
豊川風花
え?いや、コスプレとかそういうのはちょっと。2人で会えないか?いきなりそれは…
百瀬莉緒
…ねえお兄さん。その子ばかりと話してないでさ。こっちともお喋りしない?
百瀬莉緒
無視ね、よろしい…百瀬莉緒が命じる。今日はお開き、男達は帰って歯磨いて風呂入って寝ろ!
豊川風花
あ、あれれ?はあ、皆さんもう帰るんですか。それじゃ、今日はどうも…
百瀬莉緒
お疲れ様。大人気だったわね。
豊川風花
あ、お疲れ様です。変ですね、こんな急にお開きだなんて?
百瀬莉緒
ま、たまにはこんな合コンもあるわよ。
豊川風花
そうですか。けどびっくりしました、私こういう場所くるの初めてで。
百瀬莉緒
あら。あなた、自分の魅力に気付いて無かった?あなたならどこ行ってもモテモテよ。
豊川風花
そうでしょうか?でも皆さんあんな…はあ。婚活なんてやっぱり無理かな。
百瀬莉緒
ん、結婚を考えてるの?
豊川風花
私、ある理由で前の職場を辞めまして。今はアルバイトみたいな事してるんですけど。
豊川風花
けどそこお給料殆ど無くて。同僚で結婚してる人いるし、続ける為に私も考えようかなって…
百瀬莉緒
忠告しとく。そんな考えで婚活なんてしたらロクな事にならないわ、今すぐ止めなさい。
豊川風花
え?でも、あなたもいい人捕まえたくて、ここに来たんでしょう?
百瀬莉緒
お生憎様。モテたいってのはたしかよ、けどそんな男に媚びた真似は絶対しないわ。
百瀬莉緒
男と女は対等な関係であるべきよ、その上でモテてこそ本物だわ、分かる?
百瀬莉緒
もし生活が苦しいならここに連絡なさい?相談くらいなら乗ってあげるから。じゃあね。
豊川風花
はあ、どうも…
二階堂千鶴
お疲れ様ですわ。ご高説、承りました…何渡したんですの、デストルドーの勧誘パンフでも?
百瀬莉緒
ん、あれ?千鶴ちゃんのお店の名刺。人手足りてないんでしょう、ちょうどいいじゃない?
二階堂千鶴
ちょっと!?
豊川風花
変な人。なんか、逞しく生きてるって感じだったわね。男に媚を売るな、か…
豊川風花
そうね、私生活の事ばかり考え過ぎてたかも。駄目よね、正義の味方がこんな真似してちゃ。
豊川風花
よし!私だってヒーローズの一員なんだもの。あの人みたいにしっかりしなきゃだわ。
豊川風花
まずはやれる事からね。ここ、電話してみようかな。えっと、「カフェ・デ・ストルドゥ」?
(台詞数: 50)