二階堂千鶴
このドレス、すごく素敵・・・でも、お値段は全然素敵じゃないのね。
二階堂千鶴
お給料はあるけど、今月は厳しいな・・・貯金と実家の仕送りもあるから、無駄遣いはできないし。
二階堂千鶴
P/おー、こんな所にいたのかい、二階堂ちゃん。
二階堂千鶴
きゃっ!プ、プロデューサー!・・・急に後ろから話しかけないでくださいまし!
二階堂千鶴
あと、いつも言ってますけど、わたくしの事をちゃん付けで呼ぶのも止めてください!
二階堂千鶴
わたくしはもう、子供じゃありませんのよ!もうっ・・・。
二階堂千鶴
P/ごめんごめん。ちゃん付けはついクセでね、他の子もそう呼んでるし。
二階堂千鶴
P/まぁ、僕からしてみれば21歳の君も10代の子も、そんなに変わらないよ。はっはっは!
二階堂千鶴
もうっ、プロデューサーったら・・・!
二階堂千鶴
P/それより、そろそろ収録終わりの自由時間は終了にしよう。次の仕事場に行くよ。
二階堂千鶴
P/・・・あと、ずっと持ってるその服、買うの?
二階堂千鶴
え?あっ、これは・・・わたくしが持ってるドレスと似てるなーって、思ってただけですわ!
二階堂千鶴
ほ、ほら!気品あるわたくしに相応しい、ゴージャスなドレスでしょう!
二階堂千鶴
P/へー・・・おーっ、なかなか良いじゃないの、二階堂ちゃん。
二階堂千鶴
・・・ちょっと反応がオジサンですわよ、プロデューサー。
二階堂千鶴
P/はっはっは!そりゃあ、オジサンだもん僕。じゃあ、今日の所はもう行こうか。
二階堂千鶴
えぇ、次の仕事もゴージャスに決めますわ!・・・・・・チラッ
二階堂千鶴
(あのドレスは・・・またご縁があったらにしましょう)
二階堂千鶴
P/・・・・・・
二階堂千鶴
(数日後。社交パーティーでの仕事ですわ)
二階堂千鶴
なんてきらびやかな場所!これこそわたくしに相応しいお仕事ですわ!
二階堂千鶴
おーっほっほっほ!おーっほっほっほげほっ、ごほっ。
二階堂千鶴
P/はい水とハンカチ。本番中は高笑いは押さえめにね、二階堂ちゃん。
二階堂千鶴
あ、ありがとうございます。了解ですわ、プロデューサー。
二階堂千鶴
P/さて、そんなゴージャスな場所でゴージャスな二階堂ちゃんに相応しい、
二階堂千鶴
P/ゴージャスなドレスが、衣装さんから用意されてるらしいから、楽屋で着替えておいで。
二階堂千鶴
本当ですの!?さすが、ここのスタッフは見る目がありますわね!
二階堂千鶴
では、着替えてきますわ!プロデューサー、後ほど!(楽屋に入る)
二階堂千鶴
ゴージャス♪ゴージャス～♪どんな衣装かな・・・うふふ♪
二階堂千鶴
・・・え?この衣装って・・・!?
二階堂千鶴
(着替え終了ですわ)
二階堂千鶴
プロデューサー、どう・・・ですか?
二階堂千鶴
P/おーっ、似合ってるじゃないの二階堂ちゃん!ゴージャスだよ、ゴージャス。
二階堂千鶴
ありがとうございます・・・でもこの衣装って、先日わたくしが自由時間の時に、
二階堂千鶴
手に取って見ていたドレス、ですよね?
二階堂千鶴
P/ん?そうだった?じゃあたまたま用意してくれた服が、それだったのかな?
二階堂千鶴
P/あ、ついでにその衣装そのまま貰っていいってさ。衣装さんが言ってたよ。
二階堂千鶴
プ、プロデューサー・・・!
二階堂千鶴
P/じゃあ、フロアまで付き添うよ・・・千鶴さま、こちらへどうぞ。
二階堂千鶴
・・・へ?ち、千鶴さま?どうして急にそんな呼び方を・・・
二階堂千鶴
P/え?お嬢様ごっこ。
二階堂千鶴
お嬢様ごっこ・・・?ごっこってなんですの!もうっ!
二階堂千鶴
P/まぁ、雰囲気作りだよ・・・こんなオジサンのエスコートじゃ不満ですか?千鶴さま。
二階堂千鶴
・・・・・・
二階堂千鶴
・・・・・・いえ、そんな事ありませんわ。しっかりエスコート、お願いしますわ。
二階堂千鶴
P/はい、喜んで・・・(やはりそのドレスは、君を誰よりもお嬢様にしてくれたようだね)
二階堂千鶴
(・・・プロデューサー、ありがとうございます)
二階堂千鶴
(このドレスを着て、今日のお仕事を頑張る。それが、貴方への感謝の証ですわ)
二階堂千鶴
P/しかしその衣装、改めて見るとめっちゃ背中開いてるね。お尻見えちゃうんじゃない?
二階堂千鶴
・・・・・・もうっ、オジッサン!!!
(台詞数: 50)