大神環
先生(ハムさんが来て5日目。このみさんが復帰したこともあって、一段と騒がしくなってきた。)
大神環
先生(そんな昼下がりに、千鶴園長がある提案をした。)
二階堂千鶴
このみさんも復帰したことで、全員集まったことですし…
二階堂千鶴
遅れてしまいましたが、ハムさんの歓迎も兼ねて、全員で記念写真を撮りたいと思いますの。
大神環
先生(という事らしいので、早速みんなを集めて撮影を行った。)
大神環
先生「どれどれ…よしっ!みんな～上手く撮れたよ～!」
馬場このみ
このみ「みんなお疲れ様♪遊びに戻っていいわよ～。」
二階堂千鶴
これは…上手く撮れていますね♪早速、データをコピーしてまいりますわ。
馬場このみ
ハム「ナイスティーチャー。」
二階堂千鶴
先生「人をクリーチャーみたいに言わないでください…。」
二階堂千鶴
先生「…?あの、ハムさん。お守りがなんだか光って見えるんですが…?」
馬場このみ
ハム「うそ、クリーチャーが起動してる。」
大神環
え…ハム、かえっちゃうの…?
馬場このみ
ハム「うん。あと十分ももたないかも。」
二階堂千鶴
先生「…俺、千鶴さんを呼んできます。」
馬場このみ
このみ「ええ、お願いするわ。」
大神環
ハム…これ。ゆーじょーのほし…。(キラキラーン)
馬場このみ
ハム「すごい輝いてる!」
大神環
うん、たまきがんばってキレイにしたよ?だから…ハムかえっちゃヤダ!(ぎゅー)
馬場このみ
ハム「環ちゃん…グスン。」
馬場このみ
このみ「環ちゃん…それはできないの。」
大神環
…なんで?
馬場このみ
このみ「ハムさんにはハムさんの大事な人たちがいるの。」
馬場このみ
このみ「環ちゃんもお母さんやお父さんと一緒にいられなくなったら嫌でしょ?」
大神環
…うん。
馬場このみ
このみ「…だから、最後は笑顔でバイバイしましょ?ハムさんも…ね?」
馬場このみ
ハム「…はい。」
馬場このみ
ハム「環ちゃん、ゆーじょーの星、キレイにしてくれてありがとう。」
大神環
…うん。
二階堂千鶴
…間に合いましたわ!
馬場このみ
ハム「園長、お世話になりました。」
二階堂千鶴
こちらこそ、たくさんお話で来て嬉しかったですわ。
二階堂千鶴
これ…先ほどの写真のデータのコピーと、5日分のお給料ですわ。
馬場このみ
ハム「ひぃ、ふぅ、みぃ…20万もある。」
馬場このみ
ハム「5日分のお給料じゃないです。こんな大金もらえません。」
二階堂千鶴
なら、あなたが大切に思う方々に使ってあげてください。…私からハムさんへの最後のお願いです。
馬場このみ
ハム「…そう言う事なら。」
大神環
ぐすっ…ハムー…。
二階堂千鶴
先生「…ハムさん、これを。」
馬場このみ
ハム「これ、ゆーじょーの星?」
二階堂千鶴
先生「ええ、ハムさんのを参考にして俺が新しく作りました。」
大神環
先生「もう一つを環ちゃんに。」
二階堂千鶴
先生「最後の一つは…千鶴園長に。」
二階堂千鶴
先生「この星がある限り、どんなに離れても、三人の絆はずっと一緒…ですよね?」
二階堂千鶴
先生「だから、環ちゃん。笑顔で…バイバイしよ?」
大神環
…うんっ!…ぐすっ…ハム、バイバイ!
馬場このみ
ハム「バイバイ、環ちゃん。さようなら、みんな…グスン。」(シュン)
馬場このみ
このみ「…さようなら、もう一人の…私。」
二階堂千鶴
…ハムさん、どうかお元気で…。
大神環
(…こうして、嵐のような5日間は終わりを告げた。)
(台詞数: 50)