二階堂千鶴
はい、それでは手を合わせてください。
大神環
子供達「はーい!」
二階堂千鶴
いただきます。
大神環
子供達「いただきまーす!」
永吉昴
いただきます……パクッ
永吉昴
うめー!やっぱチヅル姉さんの野菜スープは、本当に美味い!
二階堂千鶴
材料と味つけは昔と変わってないのに、大げさです。
永吉昴
昔と同じだから、安心するのかな。
永吉昴
チヅル姉さん。オレのワガママに付き合ってくれて、ありがとう。
永吉昴
……これで、思い残すことは無いかな。
二階堂千鶴
スバル……?
大神環
ねーねー、おじいちゃん!
永吉昴
ん、なんだい?
大神環
さっきのボールをグルグル回すヤツ、すごかった!ボクもやってみたい!
永吉昴
やってみるかい?
大神環
よっ、はっ!
大神環
あ、あれれ……?うまく出来ないぞ～。
永吉昴
いきなりは難しいだろうね。
永吉昴
ボールを投げる時は、体の真ん中近くで放って、体の外でキャッチするように。
永吉昴
あと、演技中は常に笑顔!人を喜ばすには、自分も笑顔でいないとね。
永吉昴
これは、オレの師匠からの教え。にって笑ってみな、
永吉昴
にっ!!
大神環
にっ!!
永吉昴
いい笑顔だ♪でもボールを回すだけでなく、色んなのに挑戦するんだよ。
永吉昴
ふぅ……。
永吉昴
久しぶりにジャグリンをしたせいかな、なんか眠くなってきた。
永吉昴
ちょっと……、寝かせて………。
二階堂千鶴
スバル?…………スバル!?
大神環
おじいちゃん。こんなとこで寝ると、風邪ひくぞー?
二階堂千鶴
いいのよ。おじちゃん、ちょっと疲れちゃったみたいね。
二階堂千鶴
あとで おばさん起こしておくから……、
二階堂千鶴
スープ………一緒に…………食べましょうね…………。
永吉昴
………………
永吉昴
『エピローグへ』
(台詞数: 34)