二階堂千鶴
ただいま帰りましたわ!
二階堂千鶴
ってだれもいないのですわね…
二階堂千鶴
せっかくプロデューサーと食べようとコロッケを持ってきたというのに…
二階堂千鶴
……!これは!
二階堂千鶴
ゼクシィですわね……
二階堂千鶴
誰のなのでしょう… あずさ…? 小鳥…はないですわね…
二階堂千鶴
…まさか、プロデューサー!?
二階堂千鶴
ま、まあ あの人にだって結婚する可能性はありますものね…
二階堂千鶴
……相手はどんな人だろ…… ……かわいいのかな……
二階堂千鶴
……なんでわたくしは悲しい気分になってるんですの!? ゼクシィでも読んで落ちかなくちゃ…
二階堂千鶴
―――
二階堂千鶴
なるほど、エミリーや可奈の撮影のやつでしたか わたくしも去年やりましたものね♪
二階堂千鶴
ん? 星占い?
二階堂千鶴
『天秤座のあなた!恋愛運絶好調 魔法のような素敵な変化がきっと訪れます!』
二階堂千鶴
…変化…ねぇ…
二階堂千鶴
(白馬の王子さまが来てくれるわけでもない 石油王が求婚してくるわけでもない)
二階堂千鶴
(結局日々は変わらず過ぎていく)
二階堂千鶴
わたくしにもなにか出会いがあるもいいのですが…
二階堂千鶴
―――Prrrr
二階堂千鶴
電話…!
二階堂千鶴
もしもし 765プロです
二階堂千鶴
……! 先日はありがとうございました! えっ、プロデューサーに連絡?
二階堂千鶴
少々お待ちくださいませ
二階堂千鶴
ここら辺の神の裏を使わせていただきますわ…
二階堂千鶴
もしもし、お願いします
二階堂千鶴
―――――
二階堂千鶴
先ほどの紙、書いても大丈夫なものだったのでしょうか…
二階堂千鶴
これは…婚姻届…! しかもプロデューサーの……
二階堂千鶴
やってしまいましたわ……… 後でプロデューサーに謝らないと…
二階堂千鶴
プロデューサー結婚するんですわね… お祝いしなくちゃ…… 美味しいお肉でも……あれ…?
二階堂千鶴
―わたし なんで泣いているんだろう―
二階堂千鶴
(頼りなくて すぐに私から目をそらして 適当にあしらって…)
二階堂千鶴
(私を受け入れてくれて 信じてくれて 一緒にいてくれた)
二階堂千鶴
―そうか 私はプロデューサーが好きだったんだ―
二階堂千鶴
――――――――
二階堂千鶴
P「ただいまー って千鶴!? なんで泣いてるんだ?」
二階堂千鶴
プロデューサー……結婚……おめでとうございますわ
二階堂千鶴
P「結婚…? なんのことだ?」
二階堂千鶴
婚姻届け…プロデューサーのですわよね…
二階堂千鶴
P「えっ、ああ! 千鶴、それはだな―――」
二階堂千鶴
――――つまり、興味本意で書いたと?
二階堂千鶴
P「誤解を招くようなことをしてすいません…」
二階堂千鶴
まったく、そういうのはちゃんと大切な人ができてからでいいのですわよ!
二階堂千鶴
P「ところで千鶴、なんで泣いてたんだ?」
二階堂千鶴
……/// それは乙女の秘密ですわ!
二階堂千鶴
(変わらない日々に大きな変化がおきるわけではない)
二階堂千鶴
(でも自分の心に少しだけ素直になるだけで、世界はこんなに鮮やかになる そして…)
二階堂千鶴
ねぇプロデューサー?
二階堂千鶴
今度の休日、わたくしと…その…デートしません?
二階堂千鶴
(小さな勇気は素敵な変化をあたえてくれる 魔法のように)
(台詞数: 50)