百瀬莉緒
…
豊川風花
お疲れ様です。莉緒さん、PCで何見てるんですか?
百瀬莉緒
ん?いやね、今ちょっと株とか投資とか勉強中なのよ。
馬場このみ
へ?何でまた急に。
百瀬莉緒
最近おかげさまで結構余裕出来てね。それで何か稼ぎを有効活用出来ないかなって。
馬場このみ
へえ、いい考えかもね。浮き沈み激しい業界だし、蓄えはあるに越したことないわ。
豊川風花
私も貯金はしてますけど、増やすような考えもいいかもですね。それで、何するんですか?
百瀬莉緒
そうね、とりあえずお試しでどこか投資してみようかなって。もう候補は見つけてるのよ。
馬場このみ
最近は小口から出来るもんね。それで、何に出資するの?
百瀬莉緒
迷ってるのよね~。このUFO研究所か、それともサーベルタイガー復活プロジェクトか…
馬場このみ
ストップストップ!何それ、どう考えてもインチキじゃない。どっからそんなの見つけたのよ。
豊川風花
名前聞いただけで駄目って分かりますよそれ。よくそれで出資募集してますね。
百瀬莉緒
そう?なんかロマンがあっていいなって思ったんだけど。
馬場このみ
明らかに詐欺よそんなの。考えなくても分かるわ、やめときなさい。
百瀬莉緒
そうかしら。けどほら、夢見る少女って何かモテそうだし…
馬場このみ
またそんな事を。詐欺師にしかモテないわよそんなの。
豊川風花
駄目ですよ、お金は大切にしなくちゃ。もっと堅実な方法を考えるべきです。
百瀬莉緒
堅実ねえ…じゃ、何がいいかしら。
馬場このみ
まあ無難な所だと土地とか、マンション買うとか?
豊川風花
いいかもですね。値崩れしてるとはいえ財産にはなりますし。
馬場このみ
ローンやら税金やらはいるけど、やっぱり自分の家があるってのは強みだもんね。
百瀬莉緒
そうねえ、ちょっと考えてみようかな。じゃ、姐さん付き合ってくれる?
馬場このみ
何に?
百瀬莉緒
マンション見学。今度不動産屋に問い合わせるからさ、一緒に見に行きましょうよ。
馬場このみ
めんどくさいわね…まあいいか、私も何かの参考になるかもだし。
百瀬莉緒
決まりね。じゃ、早速手配しよっと。良かったら風花ちゃんにも今度色々教えたげるわ。
豊川風花
頑張って下さいね。
豊川風花
(後日)莉緒さん、昨日マンション見学だったんですよね。どうでしたか?
百瀬莉緒
全然ダメ。やっぱり姐さんと行くんじゃ無かったわ。
豊川風花
え、どうしてですか。社長のお知り合いの方を紹介してもらったんですよね?
百瀬莉緒
それがとんでもない業者でね。やたら小学校まで歩いて○分、みたいのばっか薦めてくるのよ。
豊川風花
あ。それって、もしかして…
百瀬莉緒
そ、おかげで姐さんがおかんむり。それで見学どころじゃなくてね。
馬場このみ
失礼しちゃうわ、誰が母娘よ!
百瀬莉緒
まったく碌でもなかったわ、そうかと思ったら今度は2人で住むのにお奨めなのとか言い出すし。
馬場このみ
あれは莉緒ちゃんのせいでしょ、私の部屋がある方がいいとか言うから!
百瀬莉緒
何よ、どうせ私がマンション買ったら入り浸るつもりなんでしょ、分かってるわよ。
馬場このみ
それはこっちの台詞よ、今だって私の家に寄生してるようなもんじゃない。
百瀬莉緒
寄生?よく言うわ、ご飯作ったげて部屋の掃除までしてあげてるってのに!
馬場このみ
勝手に食材使い放題の癖に。楽しみにしてた伊万里牛を焦がした恨み、忘れてないからね!
百瀬莉緒
あれまだ言うわけ?いいわ、じゃあ今夜どっちが寄生かじっくり話し合いましょ。
馬場このみ
ふん、偉そうに。終わったら待ってなさい。言っとくけど家主は私なんだからね?
豊川風花
…
豊川風花
(2人共お金は貯まりそうも無いわね…楽しそうだからいいけど。)
百瀬莉緒
とにかく!私は姐さんに貢献してんの、もっと感謝してもらわなくちゃ。
馬場このみ
こっちの台詞。あんたみたいの養ってあげてるのよ、涙流して喜びなさい!
(台詞数: 46)