馬場このみ
新年明けての出社…。おそらくプロデューサーは…
馬場このみ
「このみさん!明けましておめでとうございます!では早速、初撫で撫でを…」
馬場このみ
と!やってくるに違いない!!今年の馬場このみは子供扱いされない一年にするっ!!!
馬場このみ
どんなにプロデューサーが悲しそうな顔をしても子供扱いを拒んでやるんだから!!
馬場このみ
【事務所前】
馬場このみ
P『…よし、今日のこのみさんのスケジュール、夜は空いてるな…』
馬場このみ
『折角の新年だ、初飲みに誘ってこの一年の景気付けにしよう!よし!』
馬場このみ
『(ガチャ)明けましておめでとうございまーす!今年もよろしくお願いしまーす!』
馬場このみ
あらプロデューサー!明けましておめでとうっ!今年もよろしくねっ!
馬場このみ
『はいっ!このみさん、今年もよろしくお願いしますっ!』
馬場このみ
『で、ではいきなりですが新年明けた事ですし、初…』
馬場このみ
ダメよっ!!新年だからと言ってそんな事、許さないんだからっ!!
馬場このみ
『えっ、だ、ダメですか…?このみさんなら喜んで受けてくれると思ってたのに…』
馬場このみ
喜んでる訳ないでしょ!あなたが楽しんでいても、私は嫌々だったのよ!
馬場このみ
『え、えええっ!!!?今まで嫌々だったんですか!!!いつもあんなにノリノリだったのに…』
馬場このみ
ノリノリ…だったかもしれないけれど、嫌なものは嫌なのっ!!まさか今までわからなかったの!?
馬場このみ
『い、いや…いつも楽しそうだったから…そんな感じは全く…』
馬場このみ
…まぁ私も大人の女だから、多少の不満は表に出さないようにはしてたけれど。
馬場このみ
それでも!やっぱり!嫌なものは嫌!ダメなものはダメっ!私にだって我慢の限界はあるんだから!
馬場このみ
『…そうでしたか。まぁ確かに俺も(から揚げに)こっそりレモンの汁かけてたりしてましたし』
馬場このみ
さりげなくとんでもない事カミングアウトしたわね!?私がレモン臭くなったらどうするのよ!!
馬場このみ
『ええ、(から揚げに)レモンの汁かけるの、ご法度って言ってたからつい…』
馬場このみ
言わなくてもご法度に決まってるでしょ!!嫌がらせのレベルよっ!!
馬場このみ
『…すみません。やっぱり俺とこのみさんの仲と言っても、やっちゃいけない事ですよね』
馬場このみ
そうよ!!あなたはいつも私のデリケートゾーン(頭)を撫でまわして!!直すの大変なんだから!
馬場このみ
『えっ!!!俺そんな事しました!!!?デリケートゾーンってヤバい事を!!!』
馬場このみ
ムッ!ここにきて自分の更なる非を認めないつもりね!!女の(髪は)命にも匹敵するんだから!!
馬場このみ
『お、女の命!?バカな、俺はそんなところを…!?本当に記憶にないですよ!!』
馬場このみ
『強いて言えば、(このみさんのお皿に)たくさんレモンの汁をかけた事くらい…』
馬場このみ
どんだけレモンの汁をぶっかけたのよ!!そして何故気付かなかった私っ!!!
馬場このみ
でもまさか、プロデューサーが私にそんな酷い事をしてたなんて…ショックだわ……。
馬場このみ
『…すみません。そこまで嫌だったなんて思ってませんでしたし、見えてもいませんでした』
馬場このみ
もういいわ。新年早々嫌な気分で居たくないし…。
馬場このみ
もう二度としないって誓ってくれれば許してあげるわ。
馬場このみ
『このみさん…!わかりました、少し寂しいですが…』
馬場このみ
大丈夫よ。あなたと私の仲だもの。そんなつまらない寂しさなんてすぐ埋まるわ。
馬場このみ
『はい!!では!!』
馬場このみ
『はい!!では!!俺はもう2度と、このみさんを飲みに誘いませんっ!!!誓いますっ!!』
馬場このみ
…えっ?
馬場このみ
『よしっ!!これで俺はこのみさんに嫌な思いをさせなくて済みますね!さぁ、仕事しましょう!』
馬場このみ
ちょっ……
馬場このみ
ちょっ……ちょっと!いつから飲みの話になってたの!?もう誘われないとか撫でられるより嫌ー!
(台詞数: 42)