
百瀬莉緒
おはよう……。

馬場このみ
おそよう……もうお昼よ……。

百瀬莉緒
うぅ、二日酔いで頭痛い……。若い頃のようにはいかないものね……。

馬場このみ
まだ歳を気にする歳でもないでしょうに。

百瀬莉緒
いやいや、歳を気にし始めたら歳の証拠なのよ。

馬場このみ
……やめましょう。終わらない気がしてきた。

百瀬莉緒
そうね……。今は直面している問題を片付けることに専念しましょ……。

百瀬莉緒
そうだ、二日酔いには緑茶がいいって聞いたことがあるわ。それ試してみたらどうかしら?

馬場このみ
緑茶! たまにはいいわね~。今日は寒いから温かいの淹れましょうか!

百瀬莉緒
そうね、じゃあ姉さんよろしく。

馬場このみ
えっ?

百瀬莉緒
えっ?

馬場このみ
こういう時って年功序列じゃない?

百瀬莉緒
でも、ここは姉さんの家でしょ?

馬場このみ
……。

百瀬莉緒
……。

馬場このみ
どうやら相容れないみたいね。

馬場このみ
こういう時は『純情乙女の鉄の掟』に則って公平にジャッジ。いいわね?

百瀬莉緒
望むところよ。

馬場このみ
よっしゃ、ジャンケン……。

百瀬莉緒
ポン。

馬場このみ
よろしく~。

百瀬莉緒
はいはい……。

馬場このみ
あ、急須は上の棚にあるから~。

百瀬莉緒
よいしょっ……と。姉さん、こんな所に置いたら普段届かないんじゃない?

馬場このみ
浅薄! 普段使わないから上にあるの!

馬場このみ
それに、マイ踏み台が桃子ちゃんだけの特権と思わないことね~。

百瀬莉緒
しっかりしてるわ……。

百瀬莉緒
ところで、肝心のお茶っ葉は?

馬場このみ
ポットの近くに雪歩ちゃんに貰ったのが置いてあるわ~。

百瀬莉緒
ああ、これか。うわ……高級そうなパッケージ。

馬場このみ
まだ~? 喉渇いた~。

百瀬莉緒
……子供ね。

馬場このみ
ああん? 何か言ったかしらん?

百瀬莉緒
言ってないわよ……っと、お待たせ。熱いから気を付けてね。

馬場このみ
むむっ。この深い色合いと風味……深蒸し煎茶ね。

百瀬莉緒
玉露って書いてあるけど。

馬場このみ
あ、そう……。

百瀬莉緒
あ、美味しい。高い茶葉って素人でも判るものね。

馬場このみ
ほんとにね~。こんなに美味しいお茶出されたら男の人もキュンキュンしちゃうかもね。

百瀬莉緒
……ねえ、このみ姉さん。

馬場このみ
何?

百瀬莉緒
私、明日から事務所で究極の給仕を目指そうと思うの。

馬場このみ
やめときなさい。

百瀬莉緒
……ねえ、このみ姉さん。

馬場このみ
今度は何?

百瀬莉緒
ひょっとして今日このまま……。

馬場このみ
言うな。

百瀬莉緒
1日が終わっちゃうんじゃ。

馬場このみ
言うなー!
(台詞数: 50)