百瀬莉緒
私、最近プロデューサーくんとよく遊びに出かけるの。もはやデートと言っても良いわね。
馬場このみ
へえ、良いじゃない。2人の仲は順調に進展しているのね。
百瀬莉緒
それが…おかしな事に、あまり進展している気がしないのよねぇ。晩御飯も食べずに解散するし。
馬場このみ
そうなの?変ね…ちなみに、どこに行っているの?ショッピングとか?
百瀬莉緒
パチンコよ。主に私からのお誘いで。
馬場このみ
……は?
百瀬莉緒
男の子ってゲームとか好きでしょ?私、男の子の趣味に合わせるだけじゃなく先回りできる女なの。
馬場このみ
どこの世界にパチンコデートする男女がいるのよ!?
馬場このみ
どうりで最近のプロデューサーのお昼が妙に寂しいと思ったわ。負けが込んでたのね。
百瀬莉緒
それにしても、パチンコって楽しいわね。見てよ、この景品の数々!今飲んでいるビールもそうよ。
馬場このみ
貴女は大勝しているんかい!!
馬場このみ
でも、これはチャンスよ。莉緒ちゃん。貴女、プロデューサーにお弁当を作ってあげなさい。
百瀬莉緒
えっ?私がプロデューサーくんのお昼ご飯を?
馬場このみ
そうよ。美味しい手料理でプロデューサーの胃袋をガッチリ掴むの!
馬場このみ
事の原因は莉緒ちゃんにあるわけだし、そのお詫びも兼ねて、ね。
百瀬莉緒
なるほど…じゃあ早速作ってみるわ!景品の缶詰も沢山あるし!
百瀬莉緒
(次の日)
馬場このみ
どうだった?プロデューサー、喜んでくれた?
百瀬莉緒
それが…美奈子ちゃんが先に渡していて、私のは渡せなかったわ。
馬場このみ
な、なんですって…!?
百瀬莉緒
目を付けていたのは私だけじゃなかったということね。
百瀬莉緒
料理上手の美奈子ちゃんに勝つのは、並大抵の腕じゃ無理よ…。
百瀬莉緒
でも、私は諦めない!絶対にプロデューサーくんのハートと胃袋をゲットしてみせる!
馬場このみ
偉い!素敵!感動したわ!今の貴女になら抱かれてもいい!
百瀬莉緒
ありがとう。気持ちだけでも迷惑よ。
百瀬莉緒
(その後、私とこのみ姉さんの料理研究が始まった。)
百瀬莉緒
(毎週料理教室へ通い、和洋中、様々な料理を身につけた。自宅での練習も重ねた。そして)
百瀬莉緒
できた!最高にお酒の進むおつまみが完成したわ!
馬場このみ
おめでとう!当初の予定と違う気がするけれど、これでプロデューサーと宅飲みできるわね!
百瀬莉緒
ええ!プロデューサーくんを家に招待して、おつまみを餌にお酒を飲ませて、酔ったところで……
百瀬莉緒
Aまで進んでみせるわ!!
馬場このみ
そこまでやってA!?
馬場このみ
とにかく頑張って!ムードさえ作れば、あとはプロデューサーが何とかしてくれるはずよ!
百瀬莉緒
任せて!自宅、アルコール、お酒の入った男女…何も起こらないはずがないわ!
百瀬莉緒
(そして)
百瀬莉緒
何も起こらなかった…こんな若い子と飲んでいて何故…私ってそんなに魅力ないのかしら?
馬場このみ
私もそれ、前々から不思議だった。
(台詞数: 37)