豊川風花
すごく美味しいですねこのお肉。こんなの久しぶりに食べましたよ。
百瀬莉緒
…
馬場このみ
千鶴ちゃんの実家で買ってきたの、あそこ安いのから最高級品までほんといい品揃えてあるのよね。
百瀬莉緒
…
馬場このみ
そうそう。お兄さんにね、「あずさちゃんと上手くいってるの?」て聞いたのよ。そしたらね。
馬場このみ
「なな、何の話ですか!?」って驚かれて。その言い方が千鶴ちゃんそっくりでおかしくて。
豊川風花
あはは、見た目は全然違っててもそういう所はやっぱり兄妹ですね。
百瀬莉緒
…
馬場このみ
莉緒ちゃん。黙って飲んでばかりいないで少しは食べなさいよ。
豊川風花
お酒ばっかりは良くないですよ、お昼からとはいえ明日も仕事入ってますし。
百瀬莉緒
プロデューサー君の馬鹿…うう…
馬場このみ
だから無謀だって言ったじゃないの。いくら何でも無茶だったんだってば。
豊川風花
いきなり告白というのはちょっと、その。勝算が無かったんじゃないか、と…
百瀬莉緒
だからって、アイドルのお前と付き合う気は無い、だなんて。もう少し言い方というかさあ。
豊川風花
人によっては手出しはしないから安心しろ、とも取れる発言なんですけどね。
百瀬莉緒
うう、ちきしょうめ。もう恋なんてしないわ、モテ道なんてくそっくらえよ…
馬場このみ
元気出しなさいってば。ほら、食べて飲んで忘れる。この肉あなたの為に買って来たのよ?
豊川風花
前に言ってたじゃないですか、失恋から新しい恋が始まる事だってあるんでしょう?
百瀬莉緒
なんか完全に自信喪失したわ。そんな事ほんとにあるのかしら…
馬場このみ
らしくない事言わないの。身近にまさにその例がいるんじゃない。
百瀬莉緒
へ、誰の話?
馬場このみ
あ、やば。あなたにはまだ言ってなかったんだっけ。
百瀬莉緒
…どういう事?
百瀬莉緒
へー。振られた愚痴を親しい男友達にねえ、ふーん。で、その人に告白でもされたわけ?
馬場このみ
いや、それは無いみたい。けどそれからなんかその人の事が気になるようになったとかなんとか…
百瀬莉緒
男友達を彼氏に発展ねえ。そもそもあの子にそういう友人がいる事も意外だったけど。
豊川風花
ま、まだお付き合いしてるわけじゃないみたいですよ?ただ気になる人ってだけで…
百瀬莉緒
でもいずれ付き合うんでしょ?
馬場このみ
さ、さあどうかしら?そういうのに積極的な子じゃないし、相手一応一般人だし…
百瀬莉緒
自分から勢いでプロデューサー君に告白したような子が消極的なわけないでしょ。
百瀬莉緒
しっかしやるわね。人の事煽った癖に自分は新しい男捕まえてた、か。やられたわ~
豊川風花
ちょっと莉緒さん、そんな言い方は…
百瀬莉緒
面白いじゃない?母性がある子が親しい男友達から発展させて、その上失恋がきっかけだなんて。
百瀬莉緒
これって私のモテ道講義の内容そのものじゃない!。あの子しっかり成果出したのね!
百瀬莉緒
教え子の成長を見られて嬉しいわ~!こりゃ一夜のアバンチュールも経験済みかな?
馬場このみ
り、莉緒ちゃん、落ち着きなさいってば!
百瀬莉緒
うう、プロデューサー君の馬鹿野郎。男なんて、男なんて~。
豊川風花
はあ、やっと潰れましたか。荒れるとは思いましたけど、今回は特に酷かったですね…
馬場このみ
プロデューサーに振られただけならまだ良かったんでしょうけどね。喋ったのが失敗だったわ。
豊川風花
けど莉緒さん、何だかでプロデューサーさんの事本気だったんですね。可哀想ではあるかな。
馬場このみ
…まあ、まだ完全に望みが無くなったわけでもないんだけどね。
豊川風花
え?
馬場このみ
プロデューサー、あずさちゃんには「貴女をそういう目で見る事はない」て言ったそうなの。
馬場このみ
けど莉緒にはアイドルのお前とは付き合えないって言ったんでしょ。これ、どういう意味かしら?
豊川風花
それ、もしかして…
馬場このみ
小鳥ちゃんもいるし、油断は出来ないけどね。あとは今後の本人の努力に期待、かな?
豊川風花
ふふ。莉緒さん、モテ道はまだまだ研究する必要があるみたいですよ?
百瀬莉緒
うーん、ちきしょうめ…あの女狐、丸坊主にして謝罪会見させてやる…
(台詞数: 48)