百瀬莉緒
事務所でお鍋囲むだなんてなんか変な感じね。あ、姐さん卵とって?
馬場このみ
ほい。けどいくら忙しいとはいえ忘年会も新年会も無しなんて味気ないわよねえ。
豊川風花
スケジュール上仕方ないですよ。看護師時代はそんなものでしたし。
百瀬莉緒
かわりにこうして有志で集まってるんじゃない。これはこれで悪くないでしょ?
豊川風花
そうですね、すき焼きなんて久しぶりに食べますよ。このお肉、すごく美味しいですね。
百瀬莉緒
社長からの差し入れ。千鶴ちゃんの所で買ってきた贈答用の高級品ですって。
馬場このみ
あーあ、これでお酒があれば言うことなしなんだけどなあ。
百瀬莉緒
事務所で飲酒はまずいでしょ。それに明日も正月特番の収録が入ってますし。
馬場このみ
わかってはいるけどね。けど今年もついに終わりか、なんだかんだあっという間だったわね。
百瀬莉緒
そうですね。はあ、ついに独り身のまま一年が終わるのか。
豊川風花
ま、まあまあ。ほら、年が変わればリセットですよ…多分。
百瀬莉緒
そうね、私のモテ期はきっと来年なのよ。年が変わればモテて仕方の無い一年に…
馬場このみ
はいはい。相変わらずな一年になりそうね。
百瀬莉緒
こら、いいでしょ、少しくらい夢見たって!
百瀬莉緒
はあ。努力しても結果の出ないのもいれば、ほっといてもイケメン達が寄ってくる子もいるのよね。
馬場このみ
千鶴ちゃん、伊織ちゃんの家に呼ばれてるから来れないんだっけ?伊織ちゃんロケでいないのに。
豊川風花
お兄さんから呼ばれたとか。ご両親が一緒に娘の話を聞きたいからって。まあ口実でしょうね…
馬場このみ
親に引き合わせ、か。完全に確信犯ね。問題は当のお目当てが狙いに全く気付いてない事だけど。
百瀬莉緒
ぐぬぬ…そ、そう言えばあずさちゃんは?あの娘も予定はなかったはずよ?
馬場このみ
デートじゃない?。今頃多分、今年最後の逢瀬を楽しんでるでしょ。
豊川風花
身体が空くのは今日のこの時間くらいですからね。ふふ、ちょっと羨ましいかも。
百瀬莉緒
はい!?お相手は誰よ、てかあずさちゃんにそんな人いるなんて初耳なんだけど。
馬場このみ
どんな人とかは知らないわよ、いる事自体知られて欲しくないんでしょうし。
百瀬莉緒
じ、じゃあ何で二人は知ってるわけ?私そんなの聞いたことない…
豊川風花
いや、そういうのってなんとなくわかりません?普段の振る舞いとか言動とかで。
百瀬莉緒
…
豊川風花
あ。す、すみません…
馬場このみ
ま、莉緒ちゃんも頑張んなさい?来年があるさ、よ。
百瀬莉緒
どこのボストンフリークよ。まあそうね、頑張らないと…
百瀬莉緒
あ、そうだ!まだ小鳥さんがいるわよね?
馬場このみ
だから同じ穴のムジナばかり探さないの…ん?あら、麗花ちゃんからメールだわ。
馬場このみ
ん、なになに…ほほう、へえ~。
百瀬莉緒
何を急にニヤニヤしてるの?
馬場このみ
麗花ちゃん、そこで小鳥ちゃんとあずさちゃんに会ったって。これから皆で来るそうよ。
豊川風花
あら。いいですね、じゃあ残りのお肉はそれまで取っておきますか?
馬場このみ
でね、麗花ちゃんが2人に会った時は4人だったんだって。今は3人でこっちに来てるそうだけど。
百瀬莉緒
ん、何それどういう意味?
豊川風花
えっと…あ!それ、もしかしてそういう事ですか?
馬場このみ
でしょうね。これから尋問かな?こうなるとやっぱりお酒がいるかしらね。
豊川風花
ふふ。すき焼きの言えば最後はお餅かうどんですけど、たまには鳥でしめるのもいいかもですね?
百瀬莉緒
ちょっと、さっきからそれどういう意味?ニヤニヤしてないで教えてよ、ねえってば!
(台詞数: 41)