馬場このみ
おはようございま~す。
馬場このみ
P『あ、このみさんおはようございます(ナデナデ)』
馬場このみ
ぷ、プロデューサー……
馬場このみ
ぷ、プロデューサー……それ何?ウィッグみたいだけど…
馬場このみ
『よく出来てるでしょう?ウィッグ店で特注で作ってもらったこの…』
馬場このみ
『「スーパーアダルティグレイトこのみさんヘッドウィッグVer3.5!!」』
馬場このみ
『このみさんの頭の質感を限りなく再現したこれを撫でれば、このみさんはもう困らない!』
馬場このみ
『俺は幸せ、このみさんは子供扱いされない、良い事ずくめなウィッグなんですよ!!』
馬場このみ
な、撫でるためだけのウィッグを作るとは…なんて言えばいいのかわからないわ…。
馬場このみ
『はぁ~ずっと頭を撫でながら仕事が出来るんだ、最高すぎる…(ナデナデ)』
馬場このみ
私が頭を撫でられないのは良い事だけど…
馬場このみ
何かしら…
馬場このみ
何かしら…この…
馬場このみ
何かしら…この…敗北感は…!!
馬場このみ
『(ナデナデ)えっと、あの資料は…棚か。よっと……あれ、どこだ…見つからないぞ』
馬場このみ
ぐぬぬぬ……!!
馬場このみ
『(ガサゴソ)う~ん、ちゃんと整理しとかないとな…どこだ…』
馬場このみ
……。
馬場このみ
(ガシッ)
馬場このみ
うおりゃーーー!!吹っ飛べ「セクシーデンジャラスアダルトこのみさんヘッドVer3.5」!!
馬場このみ
『あああああ!!!何してんですかぁぁぁぁぁ!!!!!俺の…俺の…』
馬場このみ
『「マスターオブアダルトこのみ姉さんヘッドウィッグNo.53」がぁぁぁぁ!!!!』
馬場このみ
『どうしてくれるんですかー!!!!外に!宙に!ウィッグが舞飛んでしまったぁー!!!』
馬場このみ
いい…?よく聞いてプロデューサー…
馬場このみ
ハゲてもいないのにウィッグに依存した生き方をするなー!!撫でたければ人の頭を撫でなさい!!
馬場このみ
『そ、そうか…俺は結局…このみさんの…頭を撫でることしか…出来ないんだな…』
馬場このみ
『じゃ早速…』
馬場このみ
気安く私の頭に触らないで!私の頭は都合の良い頭じゃないのよ!!
馬場このみ
『そ、そんな……俺はもう、このみさんの頭に触れる事は出来ないのか…』
馬場このみ
あなたが私の頭に似せたウィッグを使わなければ…こんな事にはならなかったのに…
馬場このみ
『このみさんっ!!!お願いですっ!!!もう一度、俺とやり直しを……!』
馬場このみ
出来る訳ないでしょ!?あなたは私ではなく、ウィッグを選んだ!これは裏切りなのよ!!
馬場このみ
『このみ…さん……うぅっ…!!』
馬場このみ
…さよなら。もうあなたの手が私の頭に触れる事はもうないわ。
馬場このみ
『うぅ…うぅぅぅっ……っ!!!!』
馬場このみ
『そろそろ仕事しますか』
馬場このみ
そうね。良い眠気覚ましと演技の練習になったわ。
馬場このみ
『あーあ。あのウィッグ高かったんですよ。20万もしたのに』
馬場このみ
高過ぎでしょ!!!!
(台詞数: 39)