馬場このみ
……それじゃあ、これからも応援よろしくね!……それでは次の方……
馬場このみ
(大盛況だった握手会も午後になるとやや人混みは薄れ、列の最後尾も見えて来る)
馬場このみ
(時間の具合によっては会場の借りる期限が迫って巻き巻きで進める事もあるのだが……)
馬場このみ
(幸い今日は時間に余裕があるようだ、焦らずファンと触れ合えるのはありがたい事だ)
馬場このみ
『あら、間近でみると本当に孫みたいねぇ……ウチの孫と並べたいわぁ……』
馬場このみ
ま、孫ですか!?流石にあなたの孫って歳じゃ無いですから……あっ、なるほど……
馬場このみ
(……目の前の人は70代位のお婆さんだった、確かに彼女からみたら私も孫に見えるだろう)
馬場このみ
確かに、あなたから見れば私も孫みたいな物ですね、お名前を教えてくれますか?
馬場このみ
(彼女とは時間の余裕も合ったので長めに話し込んだ、自分の知る限り最高齢のファンだったし…)
馬場このみ
(それ以前に話が長いのも多分にあったのだが……)
馬場このみ
(曰く、お孫さんが私の熱心なファンでチケットを手に入れたものの、行けなくなったらしい)
馬場このみ
(それで、孫が入れ込むアイドルに興味を持った彼女が代わりに来たと言う事だ……)
馬場このみ
(普通、握手会はかなり熱心なファンが集う物だからこう言う人と触れ合うのは珍しい)
馬場このみ
(私の活動についてもそこまで詳しくは無いようで話は自然とお孫さんの話になった……)
馬場このみ
……なるほどー、やはり、お孫さんは可愛い物なんですね。
馬場このみ
『ええ、子供と違って直接育てる訳じゃ無いからとにかく可愛くてねぇ……』
馬場このみ
と、言う事は子育ては苦労されたんでしょうね……
馬場このみ
『ふふっ、今でも子供には苦労させられてるしね……』
馬場このみ
(まるでただの世間話、だが、彼女の人柄のせいか不思議と心地よい時間だった……)
馬場このみ
『そうだ、あなた孫の結婚相手に……なんて、流石に早すぎるわね。』
馬場このみ
まあ、アイドルしている内はみんなの恋人って奴ですからね……お孫さんにもそう伝えて下さい。
馬場このみ
『それもそうだけど、ウチの孫もまだ12歳だしね……あなたも同じ位でしょ?』
馬場このみ
……私24歳ですよ!流石にあなたの孫って歳じゃ無いですから!
(台詞数: 23)