ジュリア
っ...!!!\ガシャアン!!!/
ジュリア
「豊川選手、ジュリア選手を薬品棚まで投げつけた!! なんという力だ!!」
豊川風花
(人を救うための看護婦としての経験がこんな形で役立つなんて...皮肉過ぎるわ。)
豊川風花
でも...これもあの子を救うため...生きる希望を...
豊川風花
でも...これもあの子を救うため...生きる希望を...\バリィン!!!/
ジュリア
\ツゥ…/...ってぇ...落ちてきたビンで切っちまったじゃねぇか。
玲音
「ジュリア選手、ガラス片でどうやら服と肌を切ってしまったようだ!」
豊川風花
大変だわ、すぐに試合の中止と消毒を...!!
ジュリア
...その必要はねぇよ、
ジュリア
...その必要はねぇよ、むしろチャンスなんだからさ!! \バッ!!!/
玲音
真(落ちていたガラス片を投げた!? 目潰しにしては危険すぎる!!)
豊川風花
\バッ…/さすがに防ぐのは危ない...よけてカウンターを...
ジュリア
(!!?) ありがとよ、まんまとひっかかってくれてな!!
玲音
\ガガガガッ!!!/ 「ジュリア選手、再び豊川選手を猛ラッシュで追い詰めます!」
豊川風花
\ビリッ…/ (速い動きにためらいのない攻撃...防がないと危な...)
豊川風花
\ビリッ…バチッ‼/ (速い動きにためらいのない攻撃...防がないと危な...!!)
玲音
「豊川選手の右足にローキックが炸裂、完全に不意を突かれてしまった!!」
ジュリア
フーカ...子供を救いたいって心は確かにいいことだとは思うぜ...けどよ。
ジュリア
世の中キレイ事じゃ成り立たない...もっとしたたかになろうぜ。
豊川風花
\ズキッ…/ ジュリアちゃん、一体何があなたをそんな危険な行動に走らせるの...?
豊川風花
ギターを弾くための手を傷付けてまで...ジュリアちゃんが叶えたい願いって...何なの?
ジュリア
...
ジュリア
...金さ、一生、遊んで暮らせるビッグマネーさ。
豊川風花
...嘘よね、そんな事ジュリアちゃんが言うわけ...
ジュリア
いや、金のためさ。 音楽は印税で寝てても金が入ってくるからいい商売だしな。
豊川風花
...ロックシンガーを目指したのも、アイドルを続けてきたのも...そんな理由なの?
ジュリア
くだらねぇと思うか? でもガキ1人の命に比べたら、あたしにとって価値は十分ある。
豊川風花
そうかもしれないけど...命より大切なものなんて...この世にあるはずないじゃない!!
ジュリア
生きる意志のねぇヤツを無理矢理生かすことが、医療なのか...違うよな?
ジュリア
...もういいだろ、そんな死に損ないのクソガキのためにフーカが苦しむ必要ないさ。
豊川風花
...じゃない。
ジュリア
看護師の意地か? だとしてもクソガキ1人見捨てたくらいで誰もフーカを責めは...
豊川風花
...あの子は...死に損ないなんかじゃない!! \ガッ!!!/
玲音
「豊川選手、立ち上がりジュリア選手の両手首を掴んだ!!」
ジュリア
なっ...!!(フーカのヤツ...どこからこんな力が...!?)
豊川風花
確かに...1人の子供に...患者に肩入れすることは、私のエゴかもしれない...けど、
豊川風花
生きることの喜びを...幸せを与えたい...それは私がアイドルを目指したきっかけだから。
豊川風花
だからこそ...あなたには...負ける訳にはいかないの!! \ギリッ!!!/
ジュリア
ぐっ...あああっ!!!? \ギチッ…メキメキメキッ!!!/
玲音
「豊川選手、ジュリア選手の手首を握り潰した!! ジュリア選手、苦悶の表情を浮かべる!!」
ジュリア
んの...野郎!!\ブン!!!/
豊川風花
\ヂッ…!!/(肘打ち...避けられたけど...手首を離しちゃったわ...。)
ジュリア
\ズキッ…/ (なにが白衣の天使だ...この試合じゃもう、手首は使えないかもな...)
豊川風花
(効いているんだわ...これならまだ勝ち目はある!!)
ジュリア
(もう手加減しねぇ...気絶するまで容赦しねぇからな。)
玲音
(...二人の目が変わった...お互いに次で決着をつけるつもりだ...!!)
ジュリア
...。
豊川風花
...。
ジュリア
...これで終わりだ。 \ダアァン!!!/
豊川風花
【to be continued...】
(台詞数: 50)