豊川風花
ここに入る前の…私が看護師だった頃のお話です。
豊川風花
私が担当を受け持っていた女の子は…よく学校を休みがちで入退院を繰り返してました…。
豊川風花
そのせいか、どこか自分に失望というか、達観ししてるというか…
豊川風花
凄く、斜に構えてた女の子だったんです…。
豊川風花
でも、1人隠れてファッション雑誌見ながらネイルしてたりする姿や…
豊川風花
テレビ番組のアイドルを見ている時の瞳はとっても活き活きしてました…!
豊川風花
でも、あの子は憧れててもきっと届かない…自分には無理だ…
豊川風花
…そう、思ってても諦めきれない…
豊川風花
…それが入り混じったもどかしい感情…。
豊川風花
その感情にズカズカと入り込んでしまった私は…
豊川風花
…あの子を過呼吸に陥る程に怒らせてしまったんです…!
豊川風花
…次の日に…私は辞表を出していました。
豊川風花
…でも、それはあの子を追い込んでしまった負い目や責任ではなく…
豊川風花
あの子に、夢を諦めてほしくなかったから…!
豊川風花
だから、私は年齢のハンデも気にせず、歌もダンスも経験なんて無いのに…なり振り構わず…
豊川風花
とにかくアイドルになって、あの子に夢を見せてあげられる手助けがしたい…そう思って…!
豊川風花
その後は、プロデューサーさんもご存知の通りですよね?
豊川風花
…でも、その後にあの子も別の事務所で人気アイドルになって…
豊川風花
…私の無謀なひとしずくは、あの子の夢の波紋を少しでも広げられたのかな…?
豊川風花
その手助けが出来たかはわからないですが…
豊川風花
今は…あの子と…
豊川風花
北条可蓮ちゃんと同じステージで一緒に歌える事…
豊川風花
私は、幸せに思います!!
(台詞数: 23)