お砂糖2つ
BGM
bitter sweet
脚本家
ととろ
投稿日時
2015-01-24 20:04:09

脚本家コメント
久々のドラマ投稿です
よかったら観ていってください!

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豊川風花
プロデューサーさんとコーヒーを飲む
豊川風花
それが私とプロデューサーさんのちょっとした日課だ
豊川風花
私がコーヒーを淹れているとあの人は帰ってくる
豊川風花
「おかえりなさい」
豊川風花
些細な、それでも充実した日課
豊川風花
コーヒーにはお砂糖を1つ
豊川風花
プロデューサーさんは甘いのが好きらしいけれど健康の為と言ったらしぶしぶ納得してくれた
豊川風花
そんな私のプロデューサーさんはちょっといじわるだ
豊川風花
私の意見を知ってか知らずかセクシーな仕事ばかりを持ってくる
豊川風花
それでも最近は普通のお仕事も増えてきたし、私が意見を言いつづけたおかげかな…♪
豊川風花
私はそんなプロデューサーさんの営業を見たことがない
豊川風花
だから私は気になってこっそり見に行くことにした
豊川風花
ーーーーーー
豊川風花
あっ、いた!
豊川風花
プロデューサーさんはテレビ局で番組の担当者と話していた
豊川風花
こうして見てみるとすごく真面目なプロデューサーのように見える
豊川風花
「豊川さんを使うなら水着とかの時に呼ぶからさ その方が視聴率とれるし。」
豊川風花
局の人がそう言うのも無理はない
豊川風花
プロデューサーさんもきっとその方がいいって言うだろうし……
豊川風花
プロデューサーさんが口を開く
豊川風花
ーーーーー
豊川風花
私は事務所に帰り、さっきのプロデューサーさんを思い出していた
豊川風花
私のことを誰よりも知っていてくれるからこその私の魅力を沢山語ってくれた
豊川風花
自分でも気づかないような、自分で言うのは恥ずかしいような 沢山の魅力を言ってくれた
豊川風花
私が意見を言いつづけたおかげ、そんなことはなかった
豊川風花
私のことをわかってくれて、少しでもそなことを伝わるようにしてくれて
豊川風花
ああ、これが私の「プロデューサーさん」なんだなってーー
豊川風花
さあ、今日もコーヒーを淹れよう
豊川風花
プロデューサーさんが帰ってくる前に
豊川風花
プロデューサーさんに喜んでもらえるように
豊川風花
今日のコーヒーはお砂糖二つ
豊川風花
少し苦くて ちょっぴり甘い
豊川風花
事務所のドアが開く
豊川風花
「おかえりなさい プロデューサーさん」

(台詞数: 34)