天海春香
ゼェ……ハァ……
天海春香
ま、まだ……もう、少しだけ……
天海春香
ヒトカゲ、さっきのところ、もう1回合わせるね?
天海春香
よいしょっと……
天海春香
よいしょっと……(グラッ)
天海春香
(あれ?何か、地面が近づいてきてるような……)
菊地真
<ガシッ!>
天海春香
?
菊地真
……もうちょっと早く気付いてあげたかったな……
天海春香
真?何でここに?
菊地真
待てど暮らせど事務所に戻ってこないから、様子を見に来たんだよ
菊地真
春香、頑張るのはいいけど、程々にしないとコンテストバトルに参加出来なくなるよ?
天海春香
あはは、仰る通りで……
萩原雪歩
真ちゃん!
菊地真
あ、雪歩!こっちこっち!
萩原雪歩
真ちゃん!春香ちゃんは!?
菊地真
今休ませてるところだよ……
天海春香
あぁ……雪歩も来てくれたんだね
萩原雪歩
春香ちゃん!……ひどい汗……何でこんなになるまで……?
天海春香
えへへ……生歌を披露する、いい方法を思い付いてね……それをヒトカゲと一緒に練習して……
菊地真
その練習をし過ぎて、こうなったって事か……
萩原雪歩
とにかく春香ちゃん、これ!スポーツドリンク持って来たから、これ飲んで!
天海春香
うん……2人ともありがとう
萩原雪歩
お礼はいいから!後はタオルで汗を………………あれ?
菊地真
どうしたの雪歩?
萩原雪歩
うぅ……タオルを忘れてきちゃった……。タオルも持って来れないダメダメな私なんて……
菊地真
わーっ!雪歩待って!取ってきてくれたらいいから!それまでボク達待ってるから!
萩原雪歩
う、うん……春香ちゃん、ちょっと待っててね!
天海春香
いや、そこまでしなくても……
菊地真
いいから。今は雪歩の厚意に甘えてなよ
天海春香
……えへへ。じゃあ、そうしましょうかね……
菊地真
それにしても……さっき言ってた「生歌を披露するいい方法」って何?
菊地真
生歌って、ステージで実際に歌ってみせる事だろう?
天海春香
そうだよ
菊地真
……それやっちゃうと、ポケモンに……ヒトカゲに指示は出せないんじゃない?
天海春香
そうなんだけどね～。すっごくいい方法を思い付いたんだよ～♪
菊地真
へぇ～。もし良かったら、教えてくれるかな?ボクもちょっと興味出てきたよ
天海春香
え～っとね～
天海春香
《説明中……》
菊地真
《説明中…………》
天海春香
《説明中………………》
天海春香
《説明終わり!》
天海春香
というわけなんだよ～♪
菊地真
なるほどね～。確かにそれなら、問題無く歌えそうだ!
天海春香
でしょ～?
菊地真
でも、それを実行しようと思ったら、春香だけの力じゃダメだね。ヒトカゲの記憶力も必要だ
天海春香
うん……だから何回も何回も、ヒトカゲと一緒に確認しながら特訓してたんだよ……
菊地真
そういう事だったのか……。事情は分かったけど、何にせよ無理は良くないよ
天海春香
うん……次からは気を付けるよ。ありがとうね、真
(台詞数: 49)