アイドルトレーナー!SS16
BGM
初恋バタフライ
脚本家
毛利
投稿日時
2017-01-16 23:29:44

脚本家コメント
【あらすじ】
「イッツ、ショータ~イム♪」
美也の声と共に、上空からバタフリーが、地下からガメノデスが姿を現した
何故か“相手の正面で挟み撃ちをした”バタフリー達だが、密猟犯はドクロッグと共に“森の中”へと逃げてしまった

バタフリーのエアスラッシュ

アゲハントのむしのさざめき

ビビヨンのフラッシュ

3匹の攻撃も、ドクロッグに決定打を与えられずにいたのだが……

突如、密猟犯の足が止まってしまった


果たして、美也が仕掛けた作戦とは?

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永吉昴
可憐「あ、あの人……一体何手先を読んでるんですか?」
永吉昴
だから言ったろ?あれが美也の能力だよ
宮尾美也
ようやく捕まえましたよ~♪
黒井社長
密猟犯「貴様ぁ……俺に何をした!?」
宮尾美也
………………
宮尾美也
上半身は動きますよね~?後ろを振り向いてみてください
黒井社長
密猟犯「………………(クルッ)」
黒井社長
密猟犯「!?」
黒井社長
『………………?』
黒井社長
『ソォォォォォォォォォォナンスッ!!』
黒井社長
密猟犯「ソーナンス!?」
宮尾美也
その子の特性は「かげふみ」と言いまして~、相手の影を踏んで逃げられなくするんですよ~♪
黒井社長
密猟犯「バカな……!一体いつの間に、俺の後ろにソーナンスを!?」
宮尾美也
あなたと出逢う前に、バタフリーにあらかじめ仕掛けてもらったんですよ~
宮尾美也
バタフリーの糸を使って、木の枝にくくり付けてもらったんです~
宮尾美也
私のバタフリーが使う糸は強力ですから、モンスターボールぐらいの重さなら耐えられるんですよ~
永吉昴
(あの時……バタフリーが背中に乗せてたのは、ソーナンスが入ったボールだったんだな……)
黒井社長
密猟犯「だ、だとしても!離れた所から、どうやってソーナンスをボールから出した!?」
宮尾美也
その謎を解くカギは、バタフリー達が最後に使った技にあります
黒井社長
密猟犯「何ぃ!?」
宮尾美也
バタフリーの「エアスラッシュ」で、くくり付けていた糸を切ってもらったんです
宮尾美也
ソーナンスがボールから出る音は、アゲハントの「むしのさざめき」で消して~
宮尾美也
ビビヨンの「フラッシュ」で、あなた達の影を作ったんです~。ここは光が届きにくいですからね~
宮尾美也
知ってますか?光の当たる位置が低い程、影は伸びるんですよ~?
黒井社長
密猟犯「それじゃあ、さっきの攻撃は……いや、これまでの攻撃も全部、このためのもの!?」
宮尾美也
ご名答で~す♪
永吉昴
ハハッ、まさに計算尽くの詰め将棋だな!
永吉昴
(ひこうタイプを持つビビヨンとアゲハントに、相手の後ろを取らせなかったのも)
永吉昴
(バタフリーとガメノデスの挟み撃ちを、わざわざ相手の前でやって見せたのも……)
永吉昴
(全ては“相手の意識を後ろに向かせないようにするため”だったんだな!)
永吉昴
(常に相手の意識を前に集中させ、その一方で相手の目が届かない所で仕掛けを施し)
永吉昴
(それを背後で発動させるとはな。こりゃあ、逃げようがねぇわ)
黒井社長
『チッ、砕いた岩が邪魔だ……ドクロッグ、かわらわり!とにかく岩を砕いて後ろへ退け!』
黒井社長
密猟犯「(それじゃあ、あのガメノデスの攻撃は“地下からの奇襲”ではなく……)」
黒井社長
密猟犯「(俺達の動きを制限させて、ここに誘い込むためのもの……?)」
黒井社長
密猟犯「あれも全部伏線だったと言うのか!?」
宮尾美也
最初に言ったハズですよ~?「私はあなたと戦うつもりは無い」と
宮尾美也
私の目的は、ドクロッグを倒す事ではありません。あなたを捕まえる事ですからね~
黒井社長
密猟犯「コイツ……!」
永吉昴
可憐「凄いですね……ここまで上手くいくなんて……」
永吉昴
相手が単純だったってのもあるだろうけどな。とにかく、これで相手は“詰み”だ
宮尾美也
さて、そろそろ観念して、私の質問に答えてほしいんですけど~?
黒井社長
密猟犯「……何が聞きたい?」
宮尾美也
可憐ちゃんのリーフィアを襲ったのは、あなたの意思ですか?それとも、誰かに頼まれたんですか?
黒井社長
密猟犯「そんな事か。俺は頼まれただけだ。“あのリーフィアが付けている首飾りを奪え”ってな」
永吉昴
可憐「え?リーフィアの首飾り?……えっ、何であれを……?」
永吉昴
今は黙って見てろ
宮尾美也
それを頼んだのは、誰ですか?
黒井社長
密猟犯「………………」
黒井社長
密猟犯「アイドルトレーナーの事務所、961プロの社長だ」

(台詞数: 50)