篠宮可憐
すー…はー…
宮尾美也
おや〜、可憐ちゃん。まだ帰らなくてもいいんですか〜?
篠宮可憐
あ……はい、もう少しだけ
宮尾美也
そうですか〜、では、私もここでのんびりしていますね〜
篠宮可憐
み、美也さんはいいんですか…?
宮尾美也
はい〜、もうすぐ雨も降り出しそうですから、止むまで待とうかと〜
篠宮可憐
え…?
篠宮可憐
……本当だ、雨の匂いがしてきた
宮尾美也
カエルさんも、玄関先で雨宿りしていましたから〜
篠宮可憐
ふふ、美也さんらしいかも……
宮尾美也
そういえば、可憐ちゃんはなぜここでのんびりなんでしょう〜?
篠宮可憐
ええと、その、匂いが、いい匂いだったので…
宮尾美也
匂い、ですか〜?
宮尾美也
すんすん……あんまりいい匂いはしませんね〜…
篠宮可憐
そ、そうでしょうか…?
篠宮可憐
ケーキの甘い香りとか、チキンの香ばしい匂い…
篠宮可憐
あ、それと、クラッカーの火薬の匂いですね…
宮尾美也
お〜。それなら私もわかります〜
宮尾美也
でも、好きな匂いかと言われると、悩んでしまいますね〜
篠宮可憐
…クラッカーの匂いって、パーティーの終わりの匂いだと思うんです
篠宮可憐
確かに、あまりいい匂いではないと思いますけど…
篠宮可憐
楽しいことが終わったあとの、余韻に浸れるような、そんな匂いな気がして好きなんです…
宮尾美也
なるほどなるほど〜
篠宮可憐
あ、や、やっぱり変だったでしょうか……?
宮尾美也
いえいえ〜、可憐ちゃんらしくて素敵でした〜
宮尾美也
すんすん……くんくん……
宮尾美也
おや〜、可憐ちゃんからいい匂いがしますね〜
宮尾美也
ケーキ、お肉、クラッカーの匂いがたくさんです〜
篠宮可憐
わ、私からですか…?
宮尾美也
ふんふん、これが可憐ちゃんの好きな香りですか〜
宮尾美也
なんだか、幸せな匂いですね〜
篠宮可憐
は、恥ずかしいからやめてください〜…!
(台詞数: 32)