福田のり子
プロデューサー、呼んだ~?
篠宮可憐
あ、あの、私たちに何か用ですか…?
福田のり子
……ふんふん、最近どうもやる気がでないと……。
篠宮可憐
だから、私たちに気合いを入れてほしい、というわけでですか…。
篠宮可憐
それで、具体的には何をすれば……。
福田のり子
え、アタシに蹴ってほしいの……?何故に?
篠宮可憐
わ、私はビンタですか…!?
福田のり子
ごめんプロデューサー、さすがに意味分かんないんだけど……。
篠宮可憐
あの、私たちにもわかるように説明してください……。
福田のり子
ー 30分後 ー
福田のり子
ごめんプロデューサー、全然わかんない……。
篠宮可憐
私達にはたどり着けない考え方でしたね……。
福田のり子
まぁとにかく、アタシは蹴ればいいんだね?よーし……!
篠宮可憐
の、のり子さん、本当にやるんですか…?
福田のり子
この程度でプロデューサーがやる気を出してくれるなら安いもんだよ!
福田のり子
それに、プロデューサーがこのままだったら、アタシたちのモチベーションにも影響しそうだしね。
篠宮可憐
た、たしかにそうなんですが…。
福田のり子
あ、プロデューサー、ハイ、ミドル、ローのどれがいい?別に三点セットでもいいけど!
福田のり子
ローをお尻に、だね!了解!それじゃいくよ~せー……の!
福田のり子
どりゃああああ!(バアァァァン!)
篠宮可憐
キャー!プロデューサーさ~ん!
福田のり子
いやぁ、今年一番の蹴りをかましていただきましたー!
篠宮可憐
だ、丈夫ですかプロデューサーさん!しっかりしてください!
篠宮可憐
……なんでちょっと笑顔なんですか…?
福田のり子
うわぁ……これがドMってやつか……。少し背筋がぞわってしたよ……。
福田のり子
さて、次は可憐の番だよ!一丁ぶちかましてやりな!
篠宮可憐
ほ、本当にいいんですかプロデューサーさん…!?それじゃ、いきますね…!
篠宮可憐
え、ええぇぇぇい!(バチイィィィン!)
福田のり子
おお~!派手にいったね~!腰の入ったいいビンタだよ!
篠宮可憐
す、すいませんプロデューサーさん!大丈夫ですか!?
篠宮可憐
……だからなんで笑顔なんですか…?
宮尾美也
今すごい音がしましたが、何かあったんですか~?
篠宮可憐
あ、美也さん…。
宮尾美也
ど、どうしたんですかプロデューサーさん、床に倒れ込んで~。大丈夫ですか~?
宮尾美也
あらら、ほっぺたが赤くなってますね~。もしかしてこれが痛いのですか?(なでなで)
宮尾美也
ちょっと待ってください。今手当してあげますから~。
宮尾美也
あ、その前に少しでも痛くないよう、おまじないをかけてあげますね~。
宮尾美也
いたいいたいの~……
宮尾美也
いたいいたいの~……とんでけ~
宮尾美也
はい、これでもう大丈夫ですよ~。よしよし~。
宮尾美也
……ど、どうして泣くんですか?まだ痛むんですか~?
福田のり子
違う……あの涙は……
福田のり子
女性に蹴られたりビンタされたりと、プロデューサーのマゾヒズムを刺激された喜びと……
福田のり子
美也に甘えられたことへの喜びが重なったことによる歓喜の涙だよ!
篠宮可憐
や、やけに詳しい説明ですね…
宮尾美也
のり子さん、可憐さん、もしかしてお二人がやったんですか?
宮尾美也
む~、二人とも、プロデューサーさんをいじめたらダメですよ~。
福田のり子
す、
篠宮可憐
す、すいません…。
福田のり子
てかこれ、アタシたちは悪くないじゃん!
(台詞数: 50)