百瀬莉緒
ポチポチ…っと。
福田のり子
莉緒さん誰にメールですか?
百瀬莉緒
ん? ちょっと旦那にね。暇があればしてるのよ。
黒井社長
ヒロシ「マメなんですね」
百瀬莉緒
というより浮気防止かな。私がいなくて寂しさのあまり…ってならないようにね。
福田のり子
ふーん。結婚してもなかなか大変なんですね。
百瀬莉緒
のり子ちゃんは誰かいないの?
福田のり子
いるわけないですよ。それにアタシは修業中の身ですし…
百瀬莉緒
そう? モテそうだけどな。ヒロシくんは妻子持ちなんだっけ?
黒井社長
ヒロシ「はい。お盆に会いに行きました」
百瀬莉緒
いいわね〜。ウチはまだ子供がいないから。
百瀬莉緒
ま、その分いつまでも新婚気分でいられるんだけど。
福田のり子
旦那さんとはどこで知り合ったんですか?
百瀬莉緒
学生時代の同級生だったのよ。卒業してからは疎遠になってたんだけど…同窓会で顔を会わせてね。
百瀬莉緒
なんとなくその後会うようになって…気づいたら、ね。
黒井社長
ヒロシ「ご主人は何をされているんですか?」
百瀬莉緒
公務員よ。それもキャリア。
福田のり子
お、凄いですね。
黒井社長
ヒロシ「でもよくウチに来る事をご主人が許してくれましたね。ウチは悪の組織なのに」
百瀬莉緒
どんな組織にも医者は必要だ、ってカッコイイこと言ってくれてね。
福田のり子
お、いい人だ。
黒井社長
ヒロシ「理解のある人ですね」
百瀬莉緒
ま、私の旦那だからね〜♡
百瀬莉緒
そうだ。写真見る?イケメンとまではいかないけどそれなりよ。
福田のり子
おお〜。
黒井社長
ヒロシ「ほう…」
百瀬莉緒
ふふーん。どうだ。
百瀬莉緒
ふふーん。どうだ。＼なんでだろ〜なんでだろ〜/
百瀬莉緒
あ、旦那から電話だわ。ちょっと失礼するわね。
福田のり子
…莉緒さんの旦那さん、いい人みたいだね…
黒井社長
ヒロシ「…うむ。」
黒井社長
ヒロシ「…うむ。しかし…」
福田のり子
…うん…
黒井社長
ヒロシ「まさか…実在したとは…」
福田のり子
てっきり莉緒さんの脳内旦那とばかり…
(台詞数: 35)