福田のり子
……あのさ、プロデューサー。今年の誕生日プレゼントの話だけどさ。
福田のり子
……いや、不満ってわけじゃないんだよ。高価いものだってのは知ってるし。
福田のり子
……うん。バイクだから、すごく嬉しいよ。だけどさ……
福田のり子
……うん。バイクだから、すごく嬉しいよ。だけどさ……なんでサイドカーなの?
福田のり子
そんでもって、なんでアタシが側車に乗ってるのかな?ハンドル握らせてよ!
福田のり子
……確かに、単車とサイドカーじゃカーブ曲がる感覚が違うって聞いてるけど……
福田のり子
プロデューサーが運転するってのが微妙なんだよね。バイク乗ってるの見たことないし。
福田のり子
……学生時代に乗ってたの?初めて聞いたなあ、そんな話。サイドカーも乗ったことあるの?
福田のり子
……あのさ。サイドカーじゃん?プロデューサー、その時誰と乗ってたの?
福田のり子
……
福田のり子
……ああそう。荷物載せてたの。確かに、便利そうだよね。
福田のり子
じゃあアタシも、今度からこの子で出勤しようかな。ジャージ入れたバッグを載せてさ。
福田のり子
……つれない反応だね。つまんないの。
福田のり子
……じゃあ、誰か男の子でも乗せようかな?……そう言ったら、プロデューサーも気になる?
福田のり子
……はいはい。どうせ乗せるアテがあるのは、昴くらいですよ〜だ。
福田のり子
だいたいさあ、なんでわざわざサイドカーを選んだの?贈るにしても、普通のバイクでいいのに。
福田のり子
……
福田のり子
……のり子が転倒しないようにって。そんな答え、アリ!?
福田のり子
……よく分かんないけどさ。そこは、『のり子と一緒に走りたいから』とか言うもんじゃないの!?
福田のり子
……じゃあ、その答えでって。ムードとか考えないわけ?
福田のり子
……ああ、ちょっとタンマ!!別に、プロデューサーにムード作ってほしいわけじゃないし!
福田のり子
……
福田のり子
な、なんか変な空気になっちゃったかな。アハハ……
福田のり子
……はい、劇場に到着!運転、お疲れ様でした!
福田のり子
あ、そうだ。……このサイドカーだけどさ、プロデューサーが預かっててよ。
福田のり子
……そんなガッカリされてもさ。アタシの家には、自分のバイクの駐車スペースしかないし。
福田のり子
アタシ、『クラウザー号』を手放すつもりもないし。追加で駐車場借りるのはさぁ……
福田のり子
……ガッカリしないでよ。恨むなら、無計画にプレゼント選んだ自分自身でしょ。
福田のり子
そのかわり!今度は一緒に走ろうよ。アタシはスクーターだから、スピードは知れてるけどさ。
福田のり子
……だから、サイドカーに乗せられるのが嫌なんじゃないって。その方が荷物をたくさん運べるし。
福田のり子
アタシだって、自分でハンドル切るほうが好きだしさ。大丈夫、怪我しないようにするしさ。
福田のり子
……それにさ。並走すると、目線が同じ高さになるから。……そのほうが、アタシの好みかな。
(台詞数: 32)
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2022-03-30 17:14