目に見えるものが真実ではない
BGM
REFRESH_RMX
脚本家
ドンキー
投稿日時
2014-10-08 03:00:40

脚本家コメント
ふと思いついたドラマとはいえ、こういうドラマの下調べをするのはすごく楽しい。
自分はつくづく理系だなぁと思いました。
少し後味の悪いドラマとなっています。

コメントを残す
福田のり子
きっかけは麗花さんとのちょっと遊びでした…。
福田のり子
「目の前の人はだ〜れだゲーム?」
北上麗花
「はい、目隠しをして目以外の情報から、正面の人を当てるゲームです♪」
福田のり子
「よくバラエティ番組であるやたみたいですね。」
福田のり子
「おもしろそうですね!やりましょう!」
北上麗花
「それじゃのり子ちゃん、このアイマスクをしてください♪」
福田のり子
「うわ〜真っ暗だ〜…って、当たり前ですよね。」
北上麗花
「ノリノリですねのり子ちゃん。のり子ちゃんだけにノリノリですね♪」
福田のり子
「やめて麗花さん、なんだか恥ずかしくなってきました///」
北上麗花
「では事務所にいる子を適当に連れてくるから、ちょっと待っててね。」
福田のり子
「あ、あの、できたらプロデューサーは勘弁してほしいかなぁ〜…///」
北上麗花
「プロデューサーさんは今営業に出てていませんよ?」
福田のり子
「あ、そう…。」
北上麗花
「ーーはい、ではまずこの子からいきましょう!」
北上麗花
「ヒントはサイドテールがチャームポイントです♪」
福田のり子
「サイドテール……うちの事務所にいっぱいいるんだけど…(さわっ)」
福田のり子
「……ん?なんだか岩みたいな触り心地…。」
福田のり子
「麗花さん、これ本当に人ですか?」
北上麗花
「のり子ちゃん、人の顔さわっててその質問は失礼よ!」
福田のり子
「えっ!?これ人なんですか!?絶対ウソですよ!」
北上麗花
「のり子ちゃん、謝ってください!もう次の子いきますよ!」
北上麗花
「ごめんね…だから泣かないで、ね?」
福田のり子
「ちなみに今の子は誰ですか?」
北上麗花
「それを言ったらゲームにならないじゃないですか〜。」
福田のり子
(めちゃくちゃ気になる…。)
北上麗花
「はい、次はこの子です♪ヒントは燃えるように熱い子です♪」
福田のり子
「熱い子…もし紗代子だったらメガネが…(さわっ)
福田のり子
「熱い子…もし紗代子だったらメガネが…(さわっ)あっつ!!!」
福田のり子
「ふー!ふー! 麗花さん、これ絶対人じゃないですよ!金属みたいな触り心地でしたもん!」
北上麗花
「またですかのり子ちゃん!そんなこと言ったらかわいそうですよ!」
北上麗花
「この子もわからないと…。本当にごめんね…。」
福田のり子
「今度は冗談やめてくださいね?」
北上麗花
「のり子ちゃんもわからなかったらわからないって言ってください!」
北上麗花
「最後はこの子です。ヒントはうちの事務所で一番の子です♪」
福田のり子
「難しいヒントですね…(さわっ)
福田のり子
「難しいヒントですね…(さわっ) ぬる〜」
福田のり子
「にゃー!な、なんですかこれ!?すっごいぬるぬるするんだけど!スライム?スライムなの!?」
北上麗花
「もう!わからなかったらわからないって言ってくださいよ!何度も言わせないでください!」
福田のり子
「だったら麗花さんもふざけてないでちゃんとしてください!もうアイマスク取ります!」
福田のり子
と、私はアイマスクに手をかけた瞬間、ふとあることが頭によぎった。
福田のり子
視覚というのは、目に光が入り、網膜上の感覚細胞が刺激されることで生じる感覚である。
福田のり子
動物はその光がもつ情報から物の空間的配置やカテゴリーを認知し、外界の構造を把握している。
福田のり子
だからその『光』がもつ情報をコントロールできれば、私たちを誤魔化すことができる。
福田のり子
本来、そこにある『もの』と違う色や形に見せ、相手を錯覚させることができる。
福田のり子
つまり、私が何が言いたいかというと…
福田のり子
アタシが触ってた『事務所の子』というものがウソなのではなく…
福田のり子
アタシが今まで、この目で見てきた『事務所の子』がウソだったのではないか?
福田のり子
いや、そんなことはない。仮にあったとしても、それは可能性の話だ…。
福田のり子
………………。
福田のり子
ワタシはゆっくりとアイマスクを取った…。

(台詞数: 50)