周防桃子
…………瑞希さん…。
真壁瑞希
はい、なんでしょう周防さん。
周防桃子
何してるの…というかなんで飛んでるの!?
真壁瑞希
そうですね…話は遡ること数百年……。
周防桃子
百合子さんじゃないんだからそういうのはいらない。
真壁瑞希
しょぼん…。
周防桃子
いいから話して。
真壁瑞希
私が特技であるバトントワリングの練習をしていたのですが…。
真壁瑞希
ふざけて頭の上で回せばヘリコプターみたいに飛べたりして、とやってみたら…。
周防桃子
…………それで飛んじゃったの?
真壁瑞希
はい…そろそろ腕がつかれてきました…ぷるぷる。
周防桃子
……バトンを止めれば降りられるんじゃない…?
真壁瑞希
おお、なるほど周防さんは頭がいいですね。では…………
周防桃子
べ、別にそれくらい普通だと思うけど。
周防桃子
……なんで降りてこないの?
真壁瑞希
ええと、その……オ恥ずかしながらこの高さから降りるのが怖くなってしまいまして…。
周防桃子
た、確かに結構高いもんね…。な、何かクッションになるものを…。
真壁瑞希
あ、ダメ…腕が…
周防桃子
あっ、えっ、ちょっ!危ない!
周防桃子
…………夢…?
周防桃子
はぁ…そうだよね、瑞希さんが空を飛ぶなんてありえないよね。
真壁瑞希
周防さーん、迎えにきましたよー。ちょっと高いところまでいくので怖いかもしれませんが
真壁瑞希
落ちないようにしっかり捕まっててくださいね。
周防桃子
…………。
周防桃子
おやすみなさい。
真壁瑞希
え、あの…もう出かけないと間に合わないのですが…あの、えっと…。
(台詞数: 26)