真壁瑞希
ー証言者その1、医師【高田】ー
高木社長
高田「まったく…とんでもないことになったものだ…」
高木社長
高田「水瀬のお嬢様の親友だというじゃないか…可哀想に」
高木社長
高田「明るいいい子だという印象だね。昼食の時に顔を合わせただけだが…」
高木社長
高田「お嬢様がニコニコしながら着替えに連れていくのは、なんとも微笑ましかったな…」
高木社長
高田「その時?そうだね……確か、病院からの定時連絡を受けていた頃ではなかったかな?」
高木社長
高田「そういえば、なぜ親友の子だったのだろうか…」
高木社長
高田「身代金が目的なら、お嬢様の方が確実だったろうに…」
真壁瑞希
ー証言者その2、プログラマー【黒木】ー
黒井社長
黒木「この広い屋敷の中だからかな?おかしな奴がいてもわからないだろうね」
黒井社長
黒木「あの大きめの宝石を髪飾りにした子だよね?あまり付け慣れてない感じだった」
黒井社長
黒木「皆と同じだよ。会ったのは昼食の時が最後だ」
黒井社長
黒木「昼食後?造りかけのプログラムを造っていたよ。…あまり騒がしい場所はキライでね」
黒井社長
黒木「もともと電子工学なんかも習っていたから、機械と向き合ってるのが楽でね」
真壁瑞希
ー証言者その3、銀行頭取【黒野】ー
黒井社長
黒野「ああ…なんてことだ…!これでは商談どころではないではないか!」
黒井社長
黒野「水瀬財閥のネームバリューは抜群でね」
黒井社長
黒野「会長のお墨付きがもらえれば、そのプランは安泰なんだ」
黒井社長
黒野「被害者のその子には悪いが、こちらも参ったよ…」
黒井社長
黒野「でも…昼食の時に会っただけだけどね…」
黒井社長
黒野「そんな着飾ってるわけでも、派手なアクセサリーを付けてるわけでもなかったけど…」
黒井社長
黒野「人懐っこい笑顔が印象的だったよ…無事だといいね…」
真壁瑞希
(三人の証言…)
真壁瑞希
(全員が『昼食の時に会っただけ』ということですが…)
真壁瑞希
(そうなると、彼の『あの証言』はあり得ない…!)
真壁瑞希
(昼食後に会っていなければ、『あの証言』は出ない)
真壁瑞希
(おそらく犯人は、『彼』)
真壁瑞希
(けど、高槻さんの居場所は…!)
真壁瑞希
(日没まで、時間がありません…)
(台詞数: 29)