真壁瑞希
プロデューサー。今日のお仕事、ありがとうございました。
真壁瑞希
まさか手品パートを、用意していただけるとは。
真壁瑞希
私の手品はアマチュアなので、満足してもらえるか…不安でした。
真壁瑞希
プロデューサーはこうおっしゃいましたね。
真壁瑞希
「手品も瑞希の大切な魅力で、それをプロデュースするのが俺の役目だ」
真壁瑞希
あの時のプロデューサー、少しキザで面白かったです。
真壁瑞希
…嘘です。とても感謝しています。
真壁瑞希
いざ舞台に立ったら、不安になる余裕などありませんでした。
真壁瑞希
仕掛けが見えないように。遠くの人にも見える、大きな身振りで。
真壁瑞希
ただそのことに精一杯でした。
真壁瑞希
でも、ふと客席を見渡せば。
真壁瑞希
小さい子が目をまるくして、見てくれてて。
真壁瑞希
私、やっぱりこのお仕事が好きなんだなと、思いました。
真壁瑞希
だから、お父さんとお母さんの手をブランコにして帰る、小さな背中で。
真壁瑞希
気付いたんです…プロデューサー。
真壁瑞希
私は、家族皆を笑顔にするアイドルに、なりたい。
真壁瑞希
両親にはさまれて座るその顔を、もっとキラキラさせたい。
真壁瑞希
力不足なのは承知しています。歌も、ダンスも。
真壁瑞希
スタイルも、決して良いとは。
真壁瑞希
…なので。
真壁瑞希
プロデューサーの助けが必要です。やる気はあります。辛くても、顔には出しません。
真壁瑞希
頼りにしても…いいですか?
真壁瑞希
…そうですか。
真壁瑞希
顔に出なくても、気付く。無理をしていたら…休ませる。
真壁瑞希
……。
真壁瑞希
やっぱり最近のプロデューサー、少しキザです。気持ち悪いです。
真壁瑞希
…冗談です。
真壁瑞希
ふつつか者ですが、今後とも、よろしくお願いします。
真壁瑞希
…プロデューサー。
(台詞数: 29)