真壁瑞希
この何も無い掌と掌の間に…
真壁瑞希
<パチン!>
真壁瑞希
…はい、炎が出てきました。めらめら。
真壁瑞希
また、指を鳴らせば炎は無に還ります。
真壁瑞希
ですが、炎を還す前に聞いておきたいのです。
真壁瑞希
この炎は…
真壁瑞希
この炎は…まるで私達人間のようだと思いませんか?
真壁瑞希
刹那の瞬間燃え盛り…
真壁瑞希
刹那の瞬間燃え盛り…私という気まぐれな神様の指ひとつで虚無となる。
真壁瑞希
虚無の後には何も残らず…
真壁瑞希
虚無の後には何も残らず…炎は自分が燃えていた事すら解らぬまま。
真壁瑞希
…そう、それは神様の掌の上で弄ばれている命…。
真壁瑞希
…そして、最も熱を帯びている瞬間こそが…
真壁瑞希
…そして、最も熱を帯びている瞬間こそが…私達がアイドルでいられる時間じゃないかなと。
真壁瑞希
…それでも、燃え尽きた炎が無に還っても…
真壁瑞希
…それでも、燃え尽きた炎が無に還っても…客席の人々は炎が燃えていた感動を覚えててくれる…。
真壁瑞希
…私は、そんな刹那の炎のようなアイドルで…
真壁瑞希
…真壁瑞希でありたい、なんて思ってます、まる。
真壁瑞希
そんな炎になれるよう、不器用な私を、これからもよろしくお願いします。
真壁瑞希
…今のはプロポーズじゃありませんよ…絶対に。
真壁瑞希
…テレテレ…。
(台詞数: 21)