真壁瑞希
「私、笑おうとしても、笑えなくて…」
真壁瑞希
「『どうしたの?』なんて、言われてしまいます」
真壁瑞希
「何も言わないんじゃなくて、何も言えないんです」
真壁瑞希
「この違い、プロデューサーはわかりますか?」
真壁瑞希
「私、他の皆と違って、無表情ですし、感情をあまり表に出せなくて…」
真壁瑞希
「上手く、言葉にできない…」
真壁瑞希
「辛いです」
真壁瑞希
P「瑞希なら大丈夫だ!」
真壁瑞希
「根拠のない大丈夫ほど、不安なものはありません」
真壁瑞希
P「根拠ならあるよ」
真壁瑞希
「えっ?」
真壁瑞希
P「しっかり出してたじゃないか」
真壁瑞希
「何を…ですか?」
真壁瑞希
P「瑞樹の感情。言葉にも、表情にも、今、しっかりと出てたじゃないか」
真壁瑞希
「プロデューサー…」
真壁瑞希
P「それに、辛いって気持ち、よくわかった」
真壁瑞希
P「そうだな、笑顔の練習するか!」
真壁瑞希
P「はじめはぎこちないかもしれないけど…」
真壁瑞希
P「そのうち、自然と笑顔になれるようになるからさ」
真壁瑞希
P「きっと、その時の瑞樹の笑顔は最高だと思うんだ」
真壁瑞希
P「俺は、それが見たい」
真壁瑞希
P「だから、しよう、な?」
真壁瑞希
「はい、わかりました、プロデューサー!」
真壁瑞希
「笑顔のレッスン、してください!」
真壁瑞希
言葉にはしなかったけれど…
真壁瑞希
その時の私は、きっと、自然に笑えれてたと思う。
真壁瑞希
プロデューサーは、読み取れましたか?
真壁瑞希
読み取ってください。
真壁瑞希
だって。
真壁瑞希
好きって。
真壁瑞希
知ったんです。
真壁瑞希
その日からはじまった、笑顔のレッスン。
真壁瑞希
私と、プロデューサーだけの、二人だけの特別なレッスン。
真壁瑞希
でも、いつかはこのレッスンも終わってしまうんですね…。
真壁瑞希
本当は、もう笑えているんですよ。
真壁瑞希
読み取ってください。
真壁瑞希
あ、やっぱ、読み取らないでください。
真壁瑞希
嬉しいのに、さみしくて、切ないはずなのに…………幸せな時間。
真壁瑞希
目の前にいると、緊張してしまいます。
真壁瑞希
そう、見えませんか?。
真壁瑞希
今、目の前にいる私は、どう見えますか?
真壁瑞希
ドキドキして、いますか?。
真壁瑞希
恋して、いますか?。
真壁瑞希
笑顔で、いますか?。
真壁瑞希
読み取ってください。
真壁瑞希
だって。
真壁瑞希
解って、
真壁瑞希
欲しいです。
真壁瑞希
答、ください。
真壁瑞希
好き、ですか?。
(台詞数: 50)