真壁瑞希
―真壁瑞希の、『ま』。
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『ま』。……真面目。
真壁瑞希
―劇場にはたくさんのアイドルが在籍している。その数だけ、当然ながら個性がある。
真壁瑞希
―ムラッ気のある娘や、アイドル活動に関心の低い娘。自分で言うのも何だが、よく御せるものだ。
真壁瑞希
―その中では、彼女……瑞希の存在は有難い。ディレクションに的確に応え、役を果たす。
真壁瑞希
―年長組ではないのだが、つい進行役や仕掛け役を任せてしまう。信頼しているから。
真壁瑞希
「私が真面目、ですか。…否定はしません。プロデューサーを信じてますから。…でも。」
真壁瑞希
「…真面目なだけではないのです。プロデューサーの胸ポケットに挿しちゃったり。マジックで。」
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『か』。
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『か』。……顔。
真壁瑞希
―瑞希の表情は安定している。新曲発表やドラマ出演など、緊張する仕事の時は、特に貴重だ。
真壁瑞希
―訥々とした口調と相まって、そういう場に独特のリズムを生み出す。だから、登用してしまう。
真壁瑞希
「…私が大事なお仕事に出ているのは、そういう理由ですか。お仕事貰えて、嬉しいぞ。」
真壁瑞希
「でも、本当は私も緊張してるんです。逃げ出したいと思うことだってあるんです。本当は。」
真壁瑞希
「もっと表情豊かだったなら、そんな時庇ってもらえるんでしょうか……」
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『べ』。
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『べ』。……勉強家。
真壁瑞希
―ピアノやバトントワリング、手品、もちろん学校の勉強も。瑞希は多くのことを遣りこなす。
真壁瑞希
向学心が高い。アイドルとしても力を付けている。…仕事絡みで狩猟罠まで会得したのは驚異だが。
真壁瑞希
「そうですね。多くのことを知りたいです。学べば学ぶほど、この世界は広いことに驚きます。」
真壁瑞希
「…でも、本当に私が理解したいことが何か、それを知りたかったり。自己探求の旅だぞ、瑞希。」
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『み』。
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『み』。……魅力。
真壁瑞希
―舞台上で小ネタを披露できる器用さ。的確なダンス。安定感ある振る舞い。
真壁瑞希
―言うまでもなく瑞希の魅力だが。俺が考える最大の魅力は、健気さ…だと思う。
真壁瑞希
―一つ一つの仕事や歌を、大事にして務めていく。だから応援したくなる。ファンも、俺自身も。
真壁瑞希
「プロデューサー。そういう風に誉めてもらえると嬉しいです。やったね。」
真壁瑞希
「…だけど、アイドルとしては、ルックスや歌声を誉めてほしかったかも。むう。」
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『ず』。
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『ず』。……頭脳。
真壁瑞希
―基本的に瑞希は常識人だ。判断を任せれば、たいてい妥当な選択をしていく。
真壁瑞希
―…そう考えていると、時々とんでもない挑戦をしようとしたり、突飛もない発言をする。
真壁瑞希
―俺が瑞希を理解しきっていないだけだろう、きっと。コミュニケーションはとっていかねば。
真壁瑞希
「プロデューサー。女心を理解できないのでは、先が思いやられますよ。…なんちゃって。」
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『き』。
真壁瑞希
―真壁瑞希の、『き』。……気持ち。
真壁瑞希
―つらつら瑞希について語ってしまったが。…どうだ、瑞希。
真壁瑞希
―いまのアイドル活動で、なにか感じたり思ってる事があれば、俺に教えてくれないか?
真壁瑞希
「…」
真壁瑞希
「プロデューサー。まずはプロデューサーに感謝しています。」
真壁瑞希
「プロデューサーと一緒でなかったら、こんなに多くのことを経験することはできなかったです。」
真壁瑞希
「だけど、プロデューサーが私の頭とかばかりに着目している感じで。いささか不満だったり。」
真壁瑞希
「これからは、歌や演技や、魅惑のボディを身に付けるよう精進していきたいかと…」
真壁瑞希
―ああ…ちょっと心外だったか瑞希。気を損ねたなら、謝るよ。
真壁瑞希
―だが、自分の良いところには自信を持っていいんだぞ。俺が挙げた事は、瑞希の魅力なんだから。
真壁瑞希
「…私こそすみません、プロデューサー。いまの私の言い方で、気を遣わせてしまいました。」
真壁瑞希
「50人もアイドルが居る名かで、私のことをそこまで見てもらえていることが、凄く嬉しい。」
真壁瑞希
「…次の一年も、私が知らない私の『魅力』を探す『旅』へ、導いてください、プロデューサー。」
(台詞数: 48)