人形使いの黒い箱
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脚本家
ヒデ
投稿日時
2015-07-18 11:07:38

脚本家コメント
タイトルからストーリーを考えよう第24弾
今回は「妖魔夜行 人形使いの黒い箱」(ラノベ)より。
セリフ数上限にならなければもう少し上手く終わらせられたのに…

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真壁瑞希
…さてリトルミズキとお送りしたマジックショー、今回はここまで。
真壁瑞希
リトルミズキ「ご視聴ありがとうございましたー」
真壁瑞希
…どうでしたか、プロデューサー?
黒井社長
P「ああ、すごく良かったよ。これなら本番もばっちりだな」
真壁瑞希
そんな……まだまだですよ。……でもうれしいぞ、やった。
真壁瑞希
リトルミズキ「瑞希、油断はダメよ。まだ手間取るところがあるでしょ」
真壁瑞希
リトルミズキは厳しいです。……鬼教官、発見。
真壁瑞希
リトルミズキ「何か言った?」
真壁瑞希
空耳では?
黒井社長
P「…前から気になっていたんだがリトルミズキはどうやって動いているんだ?」
黒井社長
P「全てがトップシークレットで瑞希しか秘密を知らないことになっているが…」
黒井社長
P「やはり気になってしまうんだ」
真壁瑞希
…どうしても気になりますか?
黒井社長
P「まあ、な」
真壁瑞希
……
真壁瑞希
……いいでしょう。他ならぬプロデューサーの頼みなら。
真壁瑞希
リトルミズキ「ちょ、瑞希⁉︎これは私達だけの秘密だよ!」
真壁瑞希
分かっています。しかし私はプロデューサーを信じています。
真壁瑞希
プロデューサー、他言無用を約束してくれますか?
黒井社長
P「もちろんだ。信用してくれ」
真壁瑞希
では…(ゴソゴソ)この黒い箱がリトルミズキの動力源です。
黒井社長
P「片手で持てるくらいの箱だな。バッテリーか何かなのか?」
真壁瑞希
この箱をリトルミズキとセットで持ち歩きますが…これ以上は秘密です。……内緒だぞ。
黒井社長
P「そうか…教えてくれてありがとう。少しだが謎が解けてスッキリしたよ」
真壁瑞希
いえいえ。
真壁瑞希
ー数日後ー
黒井社長
P「今日は瑞希のマジックショーの本番の撮影だな。瑞希は……まだ来ていないのか…」
黒井社長
P「…荷物はあるな。一度事務所に来て外出したのか。まだ時間はあるしな…」
黒井社長
P「ん?バッグから覗いて見えるのはリトルミズキか…」
黒井社長
P「おーい、って動くわけないよな。人形なんだし」
黒井社長
P「しかし瑞希はどうやって生きてるみたいにリトルミズキを操作しているんだろう…」
黒井社長
P「あの黒い箱に秘密があるのかな…」
黒井社長
P「リトルミズキとセットで持ち歩いていると言っていたから多分このバッグの中に…」
黒井社長
P「いや、いかん。何を考えているんだ、俺は!」
黒井社長
P「瑞希は俺を信用して秘密を教えてくれたのに…」
黒井社長
P「…ここには俺以外誰もいない…少しだけなら…」
黒井社長
P「…あった、黒い箱…ずっしりとしているな。バッテリーとかじゃないみたいだな」
黒井社長
P「…中に何か入っているみたいだが…さすがにこれ以上は…」
黒井社長
P「‼︎ 何だ、箱が動いた⁉︎」
黒井社長
P「いや、振動したのか⁉︎一定のリズムで振動している…」
黒井社長
P「…振動というよりこれはまるで…」
黒井社長
P「……中を……見てみるか……」
黒井社長
P「っっっひぃぃぃーー、し、しんぞ……」
真壁瑞希
見てしまいましたか……リトルミズキ「ほーら、信用出来なかったじゃない」
黒井社長
P「瑞希!いつの間に…いやそれよりこれは何だ⁉︎」
真壁瑞希
見ての通りですよ。これがリトルミズキが生きているみたいに動く秘密です。
黒井社長
P「そんな…」
真壁瑞希
リトルミズキ「ちょうど中身を新しくしたかったんだよねー。ね、瑞希?」
真壁瑞希
こうなったら仕方ありませんね。プロデューサー、残念です。
真壁瑞希
ーこの日からプロデューサーが姿を消しました。でも私はいつも一緒にいる気分です。ー

(台詞数: 50)